特許
J-GLOBAL ID:200903094198239780

日光の中でも判読可能な液晶ディスプレイ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 司朗
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-531115
公開番号(公開出願番号):特表平10-507539
出願日: 1996年04月08日
公開日(公表日): 1998年07月21日
要約:
【要約】本発明は、直射日光に当たり周囲が明るいという条件のもとで、広い使用可能温度範囲を有し、強いコントラストを持つイメージ(静止または動画、カラーまたはモノクロの別を問わない)の形で情報を伝達する、日光の中でも判読可能なLCDである。コントラスト強調フィルタ部が、バックライトで照らされるディスプレイと使用者との間のインタフェース部に配置されている。このコントラスト強調フィルタ部は、好適な形態として、赤、緑、青の三原色の波長の光を効率的に通過させ、他のあらゆる波長の光を実質的に吸収する、3つの帯域のコントラスト強調フィルタを有する。表示コントラストは、ディスプレイ内部の内蔵バックライト光源が発生させる光とは異なる波長を有する入射光が吸収されることで、強くなる。この結果、ディスプレイの背景はより暗くなり、3原色の純度は高まる。そして、表示要素は、通常、コントラスト強調フィルタ部の背後に配置される。また、好適な形態として、エアギャップ間隙が、コントラスト強調フィルタ部と表示要素との間に設けられ、熱伝導媒体が両者の間を流れることで、ディスプレイにかかる熱負荷が制御される。蛍光バックライト部は、最低でも5,000fLの輝度を実現できる。エアギャップ間隙は、好適な形態では、表示要素とバックライトとの間に設けられ、熱伝導媒体が両者の間を流れることで、ディスプレイの熱負荷は制御される。出力光と、周囲から入射したのち反射される光との比率は、最低でも5:1である。
請求項(抜粋):
周囲からの、しかも本体外部からの光が、およそ5,000フートキャンドルの入射光照度を越える状況において、日光の中でも判読可能なディスプレイであって、(a)透過光を供給するバックライト光源、(b)前記バックライト光源に隣接し、透過光を調整してイメージを表示させる表示要素、そして、(c)表示要素に隣接し以下の(1)、(2)、(3)の特徴を有する前面フィルタ: (1)周囲から入射する光の、少なくともおよそ30%を吸収すること。 (2)周囲から入射する光を、最大でものおよそ2%しか反射しない。 (3)調整済みの透過光を出力光として透過する。上記(a)、(b)、(c)を含み、バックライト光源と表示要素とフィルタとを組み合わせて、出力光と周囲からの入射したのち反射された光との比率を最低でも5:1とすることを特徴とするディスプレイ。
IPC (3件):
G02F 1/1335 ,  G09F 9/00 315 ,  G09F 9/00 336
FI (3件):
G02F 1/1335 ,  G09F 9/00 315 ,  G09F 9/00 336 E
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭64-025123
  • 特開平2-210486
  • 特開平1-248885
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