特許
J-GLOBAL ID:200903094198457019

パケット転送レート制御方法及びパケット転送レート制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-242327
公開番号(公開出願番号):特開2002-057707
出願日: 2000年08月10日
公開日(公表日): 2002年02月22日
要約:
【要約】【課題】 インターネットの各ユーザに公平な帯域配分を行うことができるパケット転送レート制御方法及びパケット転送レート制御装置を提供する。【解決手段】 内部ノードは、パケット分類部、到着レート測定部、フロー数計算管理部、均等レート計算管理部、リンクネック判定部、当該リンクネックレート測定部、当該リンクネックフロー数計算・管理部、他リンクネックレート測定部、他リンクネック平滑化レート管理部、割当可能レート計算・管理部、パケット受付可否判定部、バッファ内パケット数管理部、パケット蓄積部、パケット転送部を具え、簡易なトラヒック測定値から各クラスのユーザフロー数の推定及びそのリンクが各ユーザフローのネックになっているか否かの判定を行うことにより、各ノードでクラスバッファの重みを動的に変更し、各ユーザのパケット転送レートを制御する。
請求項(抜粋):
各ユーザに対する保証レート毎にサービスクラスを設け、網の境界ノードでユーザからのパケットを受信した場合、境界ノードは、ユーザが属するサービスクラス値をパケットにマーキングし、現在の送信レートをパケットにマーキングし、パケットの現在の送信レートが保証レートを超えている時はパケットにタギングし、パケットを網の内部に転送し、内部ノードは、各クラスに対応して公平に各ユーザのパケット転送レートを制御する、パケット転送レート制御定方法において、内部ノードで、出力リンク毎にサービスクラス別のバッファを設け、内部ノードに到着したパケットのうち、クラスiに属し且つタギングされていないパケットの到着レートA(i)(bps)を所定の時間τ(s)の間測定し、G(i)(bps)をクラスiの保証レート、aを平滑化パラメータとしたとき、クラスiのアクティブユーザフロー数F(i)をF(i)←(1-a)*F(i)+a*A(i)/G(i)で更新し、C(bps)を出力リンクレートとしたとき、クラスiに属するユーザへのリンク容量均等配分レートS(i)(bps)をS(i)={G(i)/Σ(F(i)*G(i))}*Cで更新し、内部ノードに到着したパケットから送信レートE(i)(bps)を読み出し、E(i)とS(i)とを比較して、ε1(≦1)をレート変動吸収パラメータとしたとき、E(i)≧ε1*S(i)の場合は、当該リンクがネックとなるユーザからのパケットと判断し、該パケットをクラスiバッファへ転送し、当該リンクがネックとなるパケットのうちクラスiに属し且つタギングされていないパケットの到着レートA1(i)(bps)を所定の時間τ(s)の間測定し、クラスiに属し且つ当該リンクがネックとなるアクティブユーザフロー数F1(i)をF1(i)←(1-a)*F1(i)+a*Al(i)/G(i)で更新し、他方、E(i)<ε1*S(i)の場合は、他リンクがネックとなるユーザからのパケットと判断し、該パケットをクラスiバッファへ収容し、該他リンクがネックとなるクラスiのパケットの到着レートである他リンクネックレートB(i)(bps)を所定の時間τ(s)の間測定し、平滑化された他リンクネックレートSB(i)(bps)をSB(i)←(1-a)*SB(i)+a*B(i)で更新し、前記SB(i)及び前記F1(i)を用いて、クラスiに属し且つ当該リンクがネックとなるユーザへの割当可能レートS1(i)(bps)をS1(i)={G(i)/Σ(F1(i)*G(i))}*(C-ΣSB(i))で更新し、クラスiバッファに当該リンクがネックであると判断されたパケットが到着した場合、クラスiバッファ内パケット数Q(i)が所定の閾値Th1より大きい場合には、該パケットがタギングされている場合は該パケットを廃棄し、該パケットがタギングされていない場合は該パケットを受付け、Q(i)が所定の閾値Th2より大きくTh1より小さい場合には、該パケットにマーキングされているE(i)とS1(i)とを比較し、ε2(≧1)をレート変動吸収パラメータとしたとき、E(i)≧ε2*S1(i)であり且つ該パケットがタギングされている場合は該パケットを廃棄し、該パケットがタギングされていない場合は該パケットを受付け、クラスiバッファへの重みW(i)を所定の周期T(s)毎にW(i)=F1(i)*G(i)/Σ(F1(i)*G(i))で更新し、該W(i)を用いて各クラスのバッファから当該リンクがネックと判断されたパケットを重み付けラウンドロビン方式によって取り出すことを特徴とするパケット転送レート制御方法。
IPC (2件):
H04L 12/56 ,  H04L 29/08
FI (3件):
H04L 11/20 102 C ,  H04L 11/20 102 B ,  H04L 13/00 307 C
Fターム (26件):
5K030GA03 ,  5K030HA08 ,  5K030JL07 ,  5K030JL08 ,  5K030KX11 ,  5K030KX27 ,  5K030LC01 ,  5K030LC11 ,  5K030LC18 ,  5K030LE16 ,  5K030MB15 ,  5K034AA02 ,  5K034BB06 ,  5K034DD03 ,  5K034EE11 ,  5K034FF02 ,  5K034HH01 ,  5K034HH02 ,  5K034HH14 ,  5K034HH17 ,  5K034HH21 ,  5K034HH56 ,  5K034HH64 ,  5K034KK21 ,  5K034MM08 ,  5K034MM11

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