特許
J-GLOBAL ID:200903094206071737

GPS受信機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 役 昌明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-146464
公開番号(公開出願番号):特開平9-304503
出願日: 1996年05月17日
公開日(公表日): 1997年11月28日
要約:
【要約】【課題】 短時間に高精度の測定ができるGPS受信機を提供する。【解決手段】 衛星信号の搬送波に追尾する数値制御発振器119の位相変化に応じて疑似雑音発生器116の位相を制御して、衛星信号の疑似雑音符号と疑似雑音発生器の疑似雑音符号との位相差を一定に保ち、相関器117で疑似雑音発生器の疑似雑音符号の立上がりのタイミングに合わせて、その前後の衛星信号の振幅を標本化し、その振幅が0クロスする時間と疑似雑音発生器の疑似雑音符号の立ち上がり時間との差から両者の位相差を求める。衛星信号の疑似雑音符号の位相は、この位相差と疑似雑音発生器に設定した位相とを加算して求めることができる。この受信機では、短い時間で位相差を測定でき、また、中間周波信号回路のフィルタに対する要求も厳しくない。
請求項(抜粋):
衛星信号の搬送波に追尾する再生搬送波を発生する発振器と、衛星固有の疑似雑音符号を発生する疑似雑音発生器とを備えるGPS受信機において、前記発振器の位相変化に応じて前記疑似雑音発生器の位相を制御し、衛星信号に含まれる疑似雑音符号と前記疑似雑音発生器から発生される疑似雑音符号との位相差を一定に保つように制御する制御手段と、前記疑似雑音発生器から発生される疑似雑音符号の立ち上がりまたは立ち下がりと関連付けたタイミングを発生するタイミング発生手段と、前記タイミング発生手段が発生するタイミングに合わせて衛星信号の振幅を標本化する標本化手段と、前記標本化手段によって標本化された信号を累積加算する累積加算手段と、前記累積加算手段の累積加算結果を使って衛星信号に含まれる疑似雑音符号と前記疑似雑音発生器から発生される疑似雑音符号との位相差を算出する算出手段とを備え、前記算出手段が求めた位相差と前記疑似雑音発生器に設定した位相とを加算して、衛星信号に含まれる疑似雑音符号の位相を測定することを特徴とするGPS受信機。

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