特許
J-GLOBAL ID:200903094230385688

C.I.ピグメント・バイオレツト23を基礎とする顔料調製物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-063950
公開番号(公開出願番号):特開平5-112732
出願日: 1992年03月19日
公開日(公表日): 1993年05月07日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 C.I.ピグメント・バイオレット 23 を基礎とする顔料調製物の製造【構成】 式(I)の基本顔料を、式IIの塩基性基を持つジオキサジン化合物から誘導される選択された顔料分散剤およびビーズ状粉砕用媒介物の存在下に水性/ アルコール性粉砕しそして溶剤仕上げ処理する。Q-〔-Y-X〕m (II)〔式中、Qは式(I)の基本構造のm価の残基であり、その1例を、式(III)に示す〕〔式中、mは0.5〜4の数値ある。〕【効果】 C.I.ピグメント・バイオレット 23 の慣用の乾式粉砕での、ダスト発生、騒音発生および激しい振動による環境汚染が避けられる。同時に、この方法で製造される顔料調製物は塗料およびニトロセルロース-グラビアインキにおいて着色性を改善する。
請求項(抜粋):
【請求項 1】 式I【化1】で表されるC.I.ピグメント・バイオレット23(No.51,319)を基礎とする顔料調製物を製造する方法において、粗大結晶状態で存在する上記のジオキサジン化合物の粗顔料を、式 IIQ-〔-Y-X〕m (II)〔式中、Qは式Iの基本構造のm価の残基であり、Yは-CH2 -、-CHR1 -、-CR1 R2 -、フェニレン、-CO-、-SO2 -または-NR3 -より成る群の内の一つのブリッジ形成基またはアルキレンの多重連続基または、異なる種類のかゝるブリッジ構成員の、繰り返されていてもよい組合せであり、但しR1 およびR2 は互に同じか異なっており、炭素原子数1〜4のアルキル基でありそしてR3 は水素原子または炭素原子数1〜4のアルキル基であり、Xはブリッジ構成員Yに炭素原子を介して結合しそしてそれぞれ窒素原子、酸素原子または硫黄原子より成る群の内の1〜3個の同一または異なるヘテロ原子が環に在る脂肪族または芳香族の五〜六員ヘテロ環系残基である--この残基は場合によっては追加的にベンゾ融合環を有していてもよくそして炭素原子数1〜4のアルキル、炭素原子数2〜4のアルケニル、炭素原子数1〜3のヒドロキシアルキルまたはフェニルで置換されている--か、またはイミド窒素原子を介してブリッジ構成員Yに結合したフタルイミド残基である--但し、この残基はベンゼノイド環の所で塩素原子、臭素原子、ニトロ、カルボキシル、N-(C1 〜C5 -アルキル)カルバモイル、N-フェニルカルバモイルまたはベンゾイルアミノで置換されていてもよい--かまたは構造式 -N(R4 )R5 (式中、R4 およびR5 は互いに無関係にそれぞれ水素原子、置換されたまたは非置換の炭素原子数1〜20のアルキルまたは炭素原子数2〜20のアルケニル基、炭素原子数5〜6のシクロアルキル、置換または非置換のフェニル、ベンジルまたはナフチルであるか、またはR4 およびR5 は隣接する窒素原子と一緒に成って、窒素原子、酸素原子または硫黄原子より成る1〜3個の同じまたは異なるヘテロ原子が環にある脂肪族または芳香族の五または六員環ヘテロ環系を形成する。)で表される残基であり、そしてmは0.1〜4の数値であり、但し、式IIの分散物中の成分XおよびYが複合的に存在する場合(m>1)には、XとYの意味は互いに同じであるべきでない。〕で表される顔料分散剤の存在下に湿式粉砕し、但し、該分散剤の添加は以下で更に詳細に規定する粉砕と仕上げ処理(その他の処理段階を除いて)の二つの処理操作の組合せた工程間の所望の時点で行うことができ、1リットルの粉砕用空間あたり>2.5kWの出力密度および>12m/sの攪拌機外周速度で運転される攪拌式ボールミル中で≦1mmの直径の粉砕用媒介物の作用下に最初に不活性の液状媒体中で、得られる顔料粒子の結晶度の目安としてのX線インデックスが≦9に成るまで湿式粉砕し、この予備顔料組成物をこうして得られる粉砕品の懸濁物の状態でまたは、中間単離する場合には、不活性の有機-または無機液体中に予め分散した後に、高温のもとで溶剤仕上げ処理に委ねそして次いで仕上げ処理した顔料調製物を通例の方法で単離することを特徴とする、上記方法。
IPC (2件):
C09B 67/20 ,  C09B 67/46
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 特開平1-213366
審査官引用 (1件)
  • 特開平1-213366

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