特許
J-GLOBAL ID:200903094251607265

ブレーキ液圧制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-006718
公開番号(公開出願番号):特開平6-191388
出願日: 1993年01月19日
公開日(公表日): 1994年07月12日
要約:
【要約】【目的】 アンチロック制御やトラクションコントロールなどの自動ブレーキ制御中にも静圧発生器(マスターシリンダ)の減速度に対応させた操作ストローク短縮制御を実施できてコスト削減が図れ、また、安全性も高いブレーキ液圧制御装置を提供する。【構成】 出力回路11側に容積縮小型の密閉リザーバ4を設けてそこからポンプ5にブレーキ液を補給する。ポンプ吐出圧を第1制御弁2により静圧系中に送出して静圧発生器1の操作ストローク短縮制御を行い、余った液は余剰吐出量戻入手段6経由で密閉リザーバ4に戻す。また、アンチロック制御時に静圧系から排出されるブレーキ液は第2制御弁3経由で密閉リザーバ4に送出する。この装置は、制御圧系と静圧系を一体化して全システムを静圧系で統一しており、さらに密閉リザーバ4を用いているため安全性が高い。また、アンチロック制御などの非常時制動時にも操作ストローク短縮制御を行って制動力変更の意思を確実に検出できるので、逆止弁等を多用せずに済み、コストダウンが図れる。
請求項(抜粋):
静圧発生器と車輪ブレーキを有する少なくとも一つの静圧系ブレーキ回路に、密閉リザーバと、その密閉リザーバからブレーキ液を汲み上げるポンプと、ポンプで汲み上げたブレーキ圧液のうち所望量を静圧系に送出し、静圧系に送出されなかったポンプの余剰吐出量を密閉リザーバに戻す第1制御弁と、静圧系中のブレーキ圧液を上記密閉リザーバに送出する第2制御弁を具備し、さらに、静圧発生器の操作ストロークと車輌の減速度もしくは減速度と連動して変化する制動力、ブレーキ液圧、静圧発生器の操作力等の物理量(以下、減速度で代表する)を計測又は推定する手段と、静圧発生器の操作ストロークと車輌減速度を予め定めた両者間の関係と対比してストローク過大または減速度過小時に第1制御弁にポンプ吐出圧液の静圧系への導入指令を出し、ストローク過小又は減速度過大時は第2制御弁に静圧系圧液の密閉リザーバへの排出指令を出して静圧発生器操作ストロークの短縮制御を行う電子制御装置とを有していることを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
IPC (2件):
B60T 8/48 ,  B60T 8/58
引用特許:
審査官引用 (10件)
  • 特開平2-262456
  • 特開平2-018153
  • 特開昭60-033159
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