特許
J-GLOBAL ID:200903094271456492

車両のトラクションコントロール制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 福岡 正明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-232522
公開番号(公開出願番号):特開平7-061261
出願日: 1993年08月24日
公開日(公表日): 1995年03月07日
要約:
【要約】【目的】 駆動輪のスリップ量が第1閾値よりも大きいときにエンジン制御によるTCS制御を行うと共に、上記スリップ量が上記第1閾値よりも大きな第2閾値よりも大きいときに、電磁制御弁を作動させたブレーキ制御と上記エンジン制御とを併用したTCS制御を行うようにした車両において、トラクション制御中のブレーキ制御再開時における制御応答性を向上させることを目的とする。【構成】 マスターシリンダ18からのノーマルブレーキライン55を、第1TCS弁56を設置した上で後輪用制動圧供給ライン44,45に合流させると共に、第3作動ポンプ23の吐出圧を受けて作動圧を増圧する増圧ピストン59を、上記第1TCS弁56と電磁増圧弁46,47との間に設置する。そして、ブレーキ制御によるTCS制御が終了したときに、例えばスロットル開度が大きい場合には、増圧ピストン59を作動状態に保持させると共に、上記第1TCS弁56をON状態に保持する。
請求項(抜粋):
駆動輪の制動装置に通じる作動圧回路に、該制動装置に供給される制動圧を調整する電磁制御弁と、該電磁制御弁に対してブレーキペダルの踏込状態に依存しない作動圧を供給する作動圧供給手段とが備えられていると共に、駆動輪のスリップ量を検出するスリップ量検出手段と、このスリップ量検出手段で検出されるスリップ量がが所定の第1閾値よりも大きいときにエンジン出力を制御することによりトラクションコントロールを行うエンジン制御手段と、上記スリップ量が上記第1閾値よりも大きな値に設定された所定の第2閾値よりも大きいときに、上記作動圧供給手段と電磁制御弁とを作動させて、ブレーキペダルの踏込状態に依存しない作動圧を上記電磁制御弁に供給させると共に、その作動圧を調整して駆動輪に作用する制動力を制御することによりトラクションコントロールを行う制動力制御手段とを有する車両のトラクションコントロール制御装置であって、エンジン出力を検出するエンジン出力検出手段と、駆動輪のスリップ量が上記第2閾値よりも減少して制動力制御手段によるトラクションコントロールが停止した後に、上記エンジン制御手段によるトラクションコントロールが行われる場合において、エンジン出力が大きいときには、上記電磁制御弁に対するブレーキペダルの踏込状態に依存しない作動圧の供給状態を持続させる作動油圧制御手段とが設けられていることを特徴とする車両のトラクションコントロール制御装置。
IPC (3件):
B60K 41/20 ,  B60T 8/58 ,  F02D 29/02 311

前のページに戻る