特許
J-GLOBAL ID:200903094342508537

削岩機用ロッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-163114
公開番号(公開出願番号):特開2001-342788
出願日: 2000年05月31日
公開日(公表日): 2001年12月14日
要約:
【要約】【課題】 表面硬化処理によって表層部は硬く、なおかつ内部の靭性も高い削岩機用ロッドを提供すること、すなわち、表面硬化処理を施した表層部から中心部へかけての硬度の低下が緩やかで、表層部と中心部との間に形成される硬さ傾斜層の深さ(幅)を大きくした削岩機用ロッドを提供することにある。【解決手段】 所定の表層部Aの平均硬さHSと中心部Cの平均硬さHIとを有し、Ni,Cr,Mo及びMnを所定割合で含有する合金鋼を構成するとともに、硬さ傾斜層Bにおける平均硬さ変化率(HU-HL)/t2が、450[HV0.3/mm]以下の小さな値となるように、硬さ傾斜層Bにおける硬さの分布曲線が表される。表層部Aから中心部Cへかけての硬度の低下が緩やかで、表層部Aと中心部Cとの間に形成される硬さ傾斜層Bの深さ(幅)が深く(広く)大きくなるので、耐摩耗性及び疲労強度に優れた削岩機用ロッド100が得られる。
請求項(抜粋):
Niを2.5〜3.5重量%、Crを0.3〜1.8重量%、Moを0.2〜0・7重量%、Mnを0.3〜1.2重量%それぞれ含有し、C含有量が0.1〜0.27重量%、残部がFe及び不可避的不純物で構成され、削岩機用ロッドとなるべき被処理材の少なくとも掘削側先端部に表面硬化処理が施され、該先端部における硬さの分布が表層部から中心部に向けて減少する硬さ傾斜層が形成され、前記表層部の平均硬さHSがビッカース硬さにて680〜720[HV0.3]の範囲内で設定されるとともに、前記中心部の平均硬さHIが同じく380〜420[HV0.3]の範囲内で設定され、かつ、前記硬さ傾斜層における硬さの分布曲線が、HI+0.8(HS-HI)の値(以下、上部硬さ値HUという)とHI+0.2(HS-HI)の値(以下、下部硬さ値HLという)とをそれぞれ満たす位置の径方向における離間距離(以下、傾斜層深さという)をt2としたとき、前記上部硬さ値HUと前記下部硬さ値HLとの硬度差を、前記傾斜層深さt2で除した平均硬さ変化率(HU-HL)/t2が、450[HV0.3/mm]以下であることを特徴とする削岩機用ロッド。
IPC (2件):
E21B 17/00 ,  E21B 3/00
FI (2件):
E21B 17/00 ,  E21C 1/02
Fターム (2件):
2D065AA02 ,  2D065AA23

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