特許
J-GLOBAL ID:200903094363534120

ポリエステル繊維編織物のアルカリ減量加工方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 蔦田 璋子 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-042817
公開番号(公開出願番号):特開2000-239964
出願日: 1999年02月22日
公開日(公表日): 2000年09月05日
要約:
【要約】【課題】 アルカリ減量加工処理する際、レーヨン繊維などのセルロース系繊維が混在したポリエステル繊維編織物であっても所望の減量率を正確にコントロールすることができ、かつセルロース系繊維部分の脆化も最小限に抑えることのできるアルカリ減量加工処理方法を提供すること。【解決手段】 加工液のアルカリ濃度を10g/リットル以下といった低い濃度に設定し、減量加工処理を、高圧下で、かつ前記アルカリ濃度を一定に保持した状態で行ない、減量加工の進行率を、セルロース系繊維部分のアルカリセルロース化反応では生成し得ないテレフタル酸塩の濃度の変化で以て把握し、当該濃度が、目標減量率に到達した時のテレフタル酸塩の最終濃度に達したとき加工反応を停止する。
請求項(抜粋):
レーヨン繊維などのセルロース系繊維が混在したポリエステル繊維編織物を、アルカリ水溶液よりなる加工液に浸漬し、これにより該ポリエステル繊維編織物にアルカリ減量加工処理を施す方法であって、次の(a)〜(h)の工程を含有することを特徴とするポリエステル繊維編織物のアルカリ減量加工方法。(a)ポリエステル繊維編織物を反応容器内に入れる前あるいは後または同時に濃度15g/リットル以下のアルカリ水溶液よりなる加工液を投入する。(b)反応容器内における加工液のアルカリ濃度あるいはこれに依存して変化する物性値を測定し、この測定値を基準値(CB)とする。(c)処理を行なう前の加工液のテレフタル酸塩の濃度(X)を測定する。(d)目標減量率に到達した時の理論上のテレフタル酸塩の濃度(Z)を算出する。(e)前記加工液の温度を上げ、高圧下にて加工反応を開始する。(f)加工処理中の加工液のアルカリの濃度、あるいはこれに依存して変化する物性値を定期的にまたは連続的に監視しながら、前記基準値(CB)が一定の値を保持するようにアルカリを間欠的にまたは連続的に注入する。(g)加工処理中の加工液のテレフタル酸塩の濃度(Y)を定期的にまたは連続的に監視し、濃度(Y)が上記(d)で算出したテレフタル酸塩の濃度(Z)に近づいた時、加工反応が停止しない程度に加工液の温度を下げるか、あるいは反応容器内の圧力を下げる。(h)前記濃度(Y)が上記(d)で算出したテレフタル酸塩の濃度(Z)に到達した時、さらに加工液の温度を下げるか、あるいは反応容器内の圧力を下げて加工反応を停止する。
IPC (3件):
D06M 11/38 ,  D03D 15/00 ,  D06Q 1/02
FI (3件):
D06M 5/02 G ,  D03D 15/00 H ,  D06Q 1/02
Fターム (22件):
4L031AA02 ,  4L031AA18 ,  4L031AB32 ,  4L031AB33 ,  4L031BA11 ,  4L031CA01 ,  4L031CA06 ,  4L031DA00 ,  4L048AA13 ,  4L048AA20 ,  4L048AB05 ,  4L048EB04 ,  4L049AA05 ,  4L049AA06 ,  4L049AA17 ,  4L049AA18 ,  4L049AA20 ,  4L049AB00 ,  4L049BA00 ,  4L049BA21 ,  4L049BA34 ,  4L049EA00

前のページに戻る