特許
J-GLOBAL ID:200903094405800195

油滓からの脂肪酸エステルの製造方法及び製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西澤 均
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-099113
公開番号(公開出願番号):特開2004-307543
出願日: 2003年04月02日
公開日(公表日): 2004年11月04日
要約:
【課題】油脂の精製工程の一つである脱酸工程において発生する油滓から、付加価値の高い脂肪酸エステルを製造することが可能な脂肪酸エステルの製造方法および脂肪酸エステルの製造装置を提供する。【解決手段】油滓に酸を添加して、撹拌、混合することにより分解反応を行わせた後、反応液から、分解反応により生成した脂肪酸及び油脂を主たる成分とするダーク油を分離し、このダーク油と、アルコールとを混合し、アルコールが超臨界状態となる条件でエステル化反応を行わせる。油滓に少なくともpHが5以下になるまで酸を添加し、50〜120°Cで、撹拌、混合して分解反応を行わせる。また、油滓に添加する酸として硫酸を用いる。また、エステル化反応の工程では、温度:200〜350°C、圧力:15〜25MPaの条件で反応を行わせる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
油脂の精製工程の一つである脱酸工程において、遊離脂肪酸をアルカリにより中和して分離した、脂肪酸石けん、油脂、水分、及びその他不純物を含む油滓から脂肪酸エステルを製造する方法であって、 (a)油滓に酸を添加して、撹拌、混合することにより分解反応を行わせる工程と、 (b)反応液から、前記分解反応により生成した脂肪酸及び油脂を主たる成分とするダーク油を分離する工程と、 (c)分離したダーク油と、アルコールとを混合し、アルコールが超臨界状態となる条件でエステル化反応を行わせて脂肪酸エステルを生成させる工程と を具備することを特徴とする脂肪酸エステルの製造方法。
IPC (2件):
C11B13/02 ,  C10L1/02
FI (2件):
C11B13/02 ,  C10L1/02
Fターム (9件):
4H013BA02 ,  4H059AA03 ,  4H059BA26 ,  4H059CA33 ,  4H059CA48 ,  4H059CA72 ,  4H059CA73 ,  4H059CA74 ,  4H059CA93
引用特許:
審査官引用 (7件)
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