特許
J-GLOBAL ID:200903094426896982

水分含有気体冷却用の積層型熱交換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 窪田 卓美
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-213525
公開番号(公開出願番号):特開平6-034295
出願日: 1992年07月16日
公開日(公表日): 1994年02月08日
要約:
【要約】【目的】 水分を多量に含む排ガスから凝縮水を円滑に回収すると共に、排ガスの流出に伴う圧力損失を減少させる熱交換器を提供すること。【構成】 周縁に突出部が形成された複数の偏平エレメント間に波形フィンを配置したものにおいて、この波形フィンの稜線方向を上下方向に位置させると共に、波形フィンの下端縁が偏平エレメントの立ち上がり縁部よりも上方に配置される。そして、波形フィンの上端縁が偏平エレメントの上端縁よりも上方に突出される。【効果】 波形フィンの下端に流下した凝縮水は、偏平エレメントの下端に形成された立ち上がり縁部を濡らし、凝縮水を連続的にエレメントの突出下端縁に導きそれを円滑に排除することができる。それにより、波形フィン内部の凝縮水の滞留を可及的に少なくできる。しかも、波形フィン上端部はエレメントより上方に突出しているため、全体として熱交換器の放熱面積を十分確保し、熱交換性能を向上させる。
請求項(抜粋):
夫々少なくとも一方が皿状で且つ、その周縁に接合用小フランジ部を突設した一対の金属板(1)(2)の周縁が互いに接合されると共に、前記金属板の両端部に冷却用流体の流出入口(3)が設けられた複数の偏平エレメント(4)を有し、前記流出入口(3)で互いに液密に連通された複数の偏平エレメント(4)が波形フィン(5)を介装して並列され、被冷却用気体(10)が前記波形フィン(5)に流通する気体冷却用積層型熱交換器において、前記波形フィン(5)の稜線方向一端縁が前記金属板の前記皿状の一方の立ち上がりコーナ(6)よりも突出しないように配置され、他端縁が該一方に対向する他方の立ち上がりコーナ(7)から突出するように配置され、前記波形フィン(5)の前記稜線方向が重力方向に向けられると共に、前記一方の立ち上がりコーナ(6)が重力方向下端側に配置されることを特徴とする水分含有気体冷却用の積層型熱交換器。

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