特許
J-GLOBAL ID:200903094452980533

多気筒内燃機関の燃焼状態検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-238523
公開番号(公開出願番号):特開平9-088792
出願日: 1995年09月18日
公開日(公表日): 1997年03月31日
要約:
【要約】【課題】 ディストリビュータ型の点火装置を備えた内燃機関の燃焼状態を、内燃機関の回転速度に影響されることなく常に正確に検出し得る装置を提供する。【解決手段】 点火コイル4とは別にイオン電流検出用の高電圧を発生する昇圧コイル12を設け、点火コイル4が点火用高電圧を発生した直後の所定時期に、昇圧コイル12から高電圧を発生させ、この高電圧を、ディストリビュータ6を介して、点火用高電圧印加後の点火プラグ2に印加させる。ディストリビュータ6と各気筒の点火プラグ2とを接続するハイテンションコード14には、容量結合型の電圧検出素子16を装着し、これに容量分圧回路を構成するコンデンサC1を接続して、ハイテンションコード14の電圧を容量分圧し、検出回路20にて、分圧電圧の減衰特性から内燃機関の失火を判定する。この結果、内燃機関が高速回転しても、内燃機関各気筒の燃焼状態を正確に判定できるようになる。
請求項(抜粋):
点火コイルの一次巻線に流す一次電流の断続により二次巻線に正極性の点火用高電圧を発生させ、該点火用高電圧を、ディストリビュータを介して、内燃機関各気筒の点火プラグに順次印加するディストリビュータ型点火装置に設けられ、上記各気筒の点火プラグの火花放電後に流れるイオン電流に基づき内燃機関各気筒の燃焼状態を検出する多気筒内燃機関の燃焼状態検出装置であって、前記点火コイルの点火用高電圧出力端と前記ディストリビュータとの間の電圧印加経路に設けられた前記ディストリビュータ側から点火コイル側に電流が逆流するのを防止する逆流防止ダイオードと、前記点火コイルとは別に設けられた高電圧発生用の昇圧コイルと、前記点火コイルが点火用高電圧を発生した直後の所定時期に、前記昇圧コイルから前記イオン電流検出用の正極性の高電圧を発生させ、該検出用高電圧を、前記ディストリビュータを介して、前記点火用高電圧印加後の点火プラグに順次印加させる検出用高電圧制御手段と、前記ディストリビュータと各気筒の点火プラグとを接続するハイテンションコードに夫々装着され、該ハイテンションコードの電圧を検出する容量結合型の電圧検出素子と、該電圧検出素子にて検出された電圧を容量分圧する分圧用の容量素子と、該容量素子により得られた分圧電圧の、前記検出用高電圧印加後の減衰特性に基づき、内燃機関各気筒の燃焼状態を検出する燃焼状態検出手段と、を備えたことを特徴とする多気筒内燃機関の燃焼状態検出装置。
IPC (2件):
F02P 17/12 ,  G01M 15/00
FI (2件):
F02P 17/00 F ,  G01M 15/00 Z

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