特許
J-GLOBAL ID:200903094460900085

歯車及び歯車列

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂間 暁 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-131718
公開番号(公開出願番号):特開平9-317852
出願日: 1996年05月27日
公開日(公表日): 1997年12月12日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、エンジン等の動力(負荷)伝達に適用される歯車、及び歯車列に関する。歯を噛み合せて負荷を伝達する歯車は、従来、剛性の高い材料で歯が形成されているため、歯面誤差により発生する振動が誤差起振力となって、大きな騒音を発生することがあった。また、このような騒音を低減するには歯面誤差を小さくする必要があるが、これには、歯車の製造コストが嵩むという不具合があった。本発明は、このような騒音を、歯の撓みにより低減するようにした歯車、及び歯車列の提供を課題とする。【解決手段】 このため本発明の歯車、及び歯車列の少なくとも1つの歯車は、歯が2,12剛性の高い材料で形成されるとともに、歯筋方向全体の歯厚を2等分する、歯先から歯車1,11の半径方向に凹設されたスリット3,13を設けた。これにより、歯面誤差が従来通りで製作され、歯面4,14に凹凸が生じるようなことがあっても、凹凸による振動は、歯2,12の撓みにより吸収され、誤差起振力を小さくし、誤差起振力によって発生する騒音を小さくすることができる。
請求項(抜粋):
周縁に歯を列設し負荷伝達を行う歯車において、前記歯が剛性の高い材料で形成されるとともに、歯筋方向全体に歯厚を2分する、歯先から前記歯車の半径方向に凹設されたスリットを設けていることを特徴とする歯車。
IPC (2件):
F16H 55/14 ,  F16H 55/18
FI (2件):
F16H 55/14 ,  F16H 55/18

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