特許
J-GLOBAL ID:200903094463795193

標識された鉱油の検出法並びに新規アゾ染料

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-511234
公開番号(公開出願番号):特表平9-504314
出願日: 1994年09月30日
公開日(公表日): 1997年04月28日
要約:
【要約】標識された鉱油を、水、溶剤および塩基を含有する抽出剤を用いて処理し、この場合、標識剤として式(I):〔式中、環Aは、ベンゼン環で縮合環化されていてもよく、lは1または2であり、mは1〜4であり、X1は、水素原子、C1〜C4-アルキル基、シアノ基、ニトロ基または置換または非置換のフェニルアゾ基を表し、X2は、水素原子、C1〜C4-アルキル基、シアノ基、ニトロ基、C1〜C4-アルコキシ基またはC1〜C16-アルコキシカルボニル基を表し、X3は、水素原子、C1〜C4-アルキル基、シアノ基またはC1〜C16-アルコキシカルボニル基を表し、X4は、水素原子、ヒドロキシ基、置換または非置換のC1〜C8-アルキル基、C1〜C4-アルコキシ基、アミノ基、C1〜C4-ジアルキルアミノ基または置換または非置換のC1〜C16-モノアルキルアミノ基を表す〕で示されるアゾ染料を標識剤として使用し、溶剤として、水と部分的または完全に混合可能な有機溶剤を使用し、塩基としてアルカリ金属ヒドロキシドまたはアルカリ土類金属ヒドロキシド、アルカリ金属炭酸塩または第4級アンモニウムヒドロキシドを使用することによる、標識された鉱油の検出法、鉱油のための標識剤としてのアゾ染料の使用並びに新規アゾ染料。
請求項(抜粋):
標識された鉱油を、水、溶剤および塩基を含有する抽出剤を用いて処理し、この場合、アゾ染料は、鉱油から水相へ移行することによってアゾ染料を用いて標識された鉱油を検出するための方法において、標識剤として、式Ia: 〔式中、 mは、1〜4を表し、 X1は、水素原子、シアノ基、ニトロ基を表すかまたはC1〜C4-アルキルによって1回または2回置換されているかまたは置換されていないフェニルアゾ基を表し、 X2は、水素原子、C1〜C4-アルキル基、C1〜C4-アルコキシ基またはC1〜C13-アルコキシカルボニル基を表し、 X3は、水素原子またはC1〜C4-アルキル基を表し、 X4は、水素原子を表すかまたはフェニルによって置換されているかまたは置換されていないC1〜C8-アルキル基を表す〕 で示されるアゾ染料または式Ib: 〔式中、 X1は、水素原子を表すかまたはC1〜C4-アルキルによって置換されたフェニルアゾ基を表し、 X2は、水素原子を表し、 X3は、水素原子またはC1〜C4-アルキル基を表し、 X4は、水素原子、C1〜C4-アルキル基、C1〜C4-ジアルキルアミノ基またはC1〜C16-モノアルキルアミノ基を表し、 X5は、水素原子またはC1〜C4-アルキル基を表し、 X6は、水素原子、C1〜C4-アルキル基またはC1〜C4-アルコキシ基を表し、 但し、a)3つの基X1、X2およびX3の少なくとも1つは水素原子とは異なり、b)X4がC1〜C4-ジアルキルアミノ基を表す場合には、X2はシアノ基をも表し、c)X4、X5およびX6の全ての基が水素原子とは異なる場合には、X2はC1〜C4-アルコキシカルボニル基をも表し、d)X4がC1〜C16-モノアルキルアミノ基を表し、かつX6がC1〜C4-アルキル基を表す場合には、基X1、X2またはX3の1つはニトロ基をも表すものとする〕 で示されるアゾ染料を使用し、溶剤として、水と部分的または完全に混合可能な有機溶剤を使用し、かつ塩基として、アルカリ金属ヒドロキシドまたはアルカリ土類金属ヒドロキシド、アルカリ金属炭酸塩または式II: 〔式中、R1、R2、R3およびR4は、互いに独立に、それぞれ、C1〜C16-アルキル基またはベンジル基を表す〕 で示されるアンモニウム化合物を使用することを特徴とする、アゾ染料を用いて標識された鉱油の検出法。
IPC (8件):
C10M169/04 ,  C09B 29/15 ,  C10L 1/22 ,  G01N 33/28 ,  C10M101:02 ,  C10M133:28 ,  C10N 30:20 ,  C10N 40:25
FI (4件):
C10M169/04 ,  C09B 29/15 ,  C10L 1/22 Z ,  G01N 33/28

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