特許
J-GLOBAL ID:200903094555935633
耐久比に優れた非調質鋼の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
土川 晃
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-173488
公開番号(公開出願番号):特開平6-017122
出願日: 1992年06月30日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 耐久比に優れたフェライト・パーライト型非調質鋼の製造方法。【構成】 V;0.05〜0.40%を含有を有するフェライト・パーライト型非調質鋼において、再結晶温度域の低温側で合計30%以上の圧下率で第1段圧延を施し、未再結晶温度域で合計30%以上の圧下率で第2段圧延を施し、さらに1〜200°C/minで600°Cまで冷却した後、400〜700°Cで3〜6時間の析出安定化処理を施す。再結晶温度域の低温側で十分な圧下率で圧延されることによりオーステナイト結晶粒が微細化され、続いて未再結晶温度域で所望量に圧下が与えられことにより冷却時に微細なフェライト・パーライト組織が得られる。さらに、1〜200°C/minの冷却速度で600°Cまで冷却するので、ベイナイト組織が混入せず、次いで施される析出安定化処理により、過飽和バナジウムが炭窒化物として析出するので、耐久比に優れた非調質鋼を製造することができる。
請求項(抜粋):
重量比にしてC;0.15〜0.60%、Si;0.05〜1.00%、Mn;0.60〜1.80%、Cr;0.10〜0.60%、Al;0.005〜0.070%、V;0.05〜0.40%を含有し、残部がFeおよび不純物元素からなる鋼に対し、800〜1100°Cでかつ再結晶開始温度以上100°Cを越えない温度域で合計30%以上の圧下率で第1段圧延を施し、その後650〜900°Cの温度域でかつ未再結晶温度域に冷却し、該温度範囲内で合計30%以上の圧下率で第2段圧延を施し、さらに1〜200°C/minで600°Cまで冷却し、一旦、常温まで冷却した後、400〜700°Cで3〜6時間の析出安定化処理を施すことを特徴とする耐久比に優れた非調質鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/00
, C22C 38/00 301
, C22C 38/24
, C22C 38/60
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