特許
J-GLOBAL ID:200903094558479965

大気汚染物質の濃度予測方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-007097
公開番号(公開出願番号):特開2003-207579
出願日: 2002年01月16日
公開日(公表日): 2003年07月25日
要約:
【要約】【課題】 膨大な実験コスト等を要することなく、濃度予測値を得る。【解決手段】 上述した目的を達成するために、本発明の大気汚染物質の濃度予測方法は、地形を考慮しないプルーム・パフモデルによってCYFを計算するステップと、地形を考慮した同モデルによってCYGを計算するステップと、大気安定度を中立化し、地形を考慮しない同モデルによってCYNFを計算するステップと、中立化し、地形を考慮した同モデルによってCYNGを計算するステップと、中立化した気象データに基づいて、平地模型を用いた風洞実験を行いCWYNFを求めるステップと、中立化した気象データに基づいて、地形模型を用いた風洞実験を行いCWYNGを求めるステップと、CWYNFが、CWYNGに対して所定範囲内であることを確認するステップと、CYGとCWYNGとを比較して、安全側の値を年平均濃度予測値とするステップと、を有することを特徴としている。
請求項(抜粋):
大気中に拡散する大気汚染物質の、濃度予測地点における年平均濃度を予測する方法であって、大気汚染物質の濃度予測を行う地域の、気象データである風向、風速、及び、大気安定度に基づいて、地形を考慮しないプルーム・パフモデルによって濃度予測地点の大気汚染物質濃度年平均値CYFを計算するステップと、大気汚染物質の濃度予測を行う地域の、気象データである風向、風速、及び、大気安定度に基づいて、地形を考慮したプルーム・パフモデルによって濃度予測地点の大気汚染物質濃度年平均値CYGを計算するステップと、大気汚染物質の濃度予測を行う地域の、気象データの大気安定度を中立化し、地形を考慮しないプルーム・パフモデルによって濃度予測地点の大気汚染物質濃度年平均値CYNFを計算するステップと、大気汚染物質の濃度予測を行う地域の、気象データの大気安定度を中立化し、地形を考慮したプルーム・パフモデルによって濃度予測地点の大気汚染物質濃度年平均値CYNGを計算するステップと、中立化した大気汚染物質濃度年平均値CYNFが、中立化していない大気汚染物質濃度年平均値CYFに対して所定の誤差範囲内であることを確認するステップと、各濃度予測地点における前記大気汚染物質濃度年平均値CYNFのうちの最大値であるCMYNFと、各濃度予測地点における前記大気汚染物質濃度年平均値CYNGのうちの最大値であるCMYNGとの比であるαNを計算するステップと、大気汚染物質の濃度予測を行う地域の、大気安定度を中立化した気象データに基づいて、平地模型を用いた風洞実験を行い、濃度予測地点のトレーサーガス濃度年平均値CWYNFを求めるステップと、大気汚染物質の濃度予測を行う地域の、大気安定度を中立化した気象データに基づいて、地形模型を用いた風洞実験を行い、濃度予測地点のトレーサーガス濃度年平均値CWYNGを求めるステップと、中立化した大気汚染物質濃度年平均値CYNFが、風洞実験によるトレーサーガス濃度年平均値CWYNFに対して所定の誤差範囲内であることを確認するステップと、各濃度予測地点における前記トレーサーガス濃度年平均値CWYNFのうちの最大値であるCMWYNFと、各濃度予測地点における前記トレーサーガス濃度年平均値CWYNGのうちの最大値であるCMWYNGとの比であるαWN(=CMYNG/CMYNF)を計算するステップと、前記大気汚染物質濃度年平均値CYFと前記大気汚染物質濃度年平均値CYGとを比較して、それらの差が所定の誤差範囲内である場合にはCYFを仮の大気汚染物質濃度年平均予測値とし、それらの差が所定の誤差範囲内でない場合にはCYGを仮の大気汚染物質濃度年平均予測値とするステップと、前記仮の大気汚染物質濃度年平均予測値と前記トレーサーガス濃度年平均値CWYNGとを比較して、前記仮の大気汚染物質濃度年平均予測値の値が大きい場合には、前記仮の大気汚染物質濃度年平均予測値を大気汚染物質の年平均濃度予測値とするステップと、前記仮の大気汚染物質濃度年平均予測値よりも前記トレーサーガス濃度年平均値CWYNGの値が大きく、且つ、前記比αWNの値が前記比αNの値よりも大きい場合で、前記仮の大気汚染物質濃度年平均予測値としてCYGを採用した場合にはその値に(αWNN)の値を乗じた値を大気汚染物質の年平均濃度予測値とするステップと、前記仮の大気汚染物質濃度年平均予測値よりも前記トレーサーガス濃度年平均値CWYNGの値が大きく、且つ、前記比αWNの値が前記比αNの値よりも大きい場合で、前記仮の大気汚染物質濃度年平均予測値としてCYFを採用した場合にはその値にαWNの値を乗じた値を大気汚染物質の年平均濃度予測値とするステップと、を有することを特徴とする大気汚染物質の濃度予測方法。
IPC (3件):
G01W 1/00 ,  G01M 9/06 ,  G06F 19/00 100
FI (3件):
G01W 1/00 A ,  G01M 9/06 ,  G06F 19/00 100
Fターム (4件):
2G023AA01 ,  2G023AB17 ,  2G023AC04 ,  2G023AD09

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