特許
J-GLOBAL ID:200903094653302711

液体封入式防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-084240
公開番号(公開出願番号):特開平11-280828
出願日: 1998年03月30日
公開日(公表日): 1999年10月15日
要約:
【要約】【課題】主液室を拡大せしめる径方向に内外筒が相対変位した場合でも主液室を区画するゴム弾性体に引張応力が作用しないようにして、ゴム弾性体の耐久性を向上させる。【解決手段】ゴム弾性体3は、外筒1に対して内筒2が偏心した側とは反対側に主液室31を形成する主凹部32と主凹部32の半径方向内側で軸方向に貫通する主空洞部36とを有する。主空洞部36は、偏心方向に対して直交する径方向の幅が内筒2の外径よりも大きくされ、主液室31の軸方向長さよりも長く、かつ、内筒2の外径よりも大きい幅の主軸状部51が主空洞部36内に挿入される。防振装置の装着状態下で、主軸状部51が主空洞部36を区画するゴム弾性体3で径方向に挟持され。
請求項(抜粋):
外筒と、該外筒の半径方向内側に該外筒に対して偏心して配置された内筒と、該外筒と該内筒との間に介在して両者を連結する筒状のゴム弾性体とを備え、該ゴム弾性体と該外筒との間に形成されオリフィス通路を介して互いに連通された主液室及び副液室に液体を封入した液体封入式防振装置において、上記ゴム弾性体は、上記外筒に対して上記内筒が偏心した側とは反対側に上記主液室を形成する主凹部と該主凹部の半径方向内側で軸方向に貫通する主空洞部とを有するとともに、上記外筒に対して上記内筒が偏心した側に上記副液室を形成する副凹部と該副凹部の半径方向内側で軸方向に貫通する副空洞部とを有し、かつ、上記ゴム弾性体は、上記偏心の方向に一致する径方向であって上記主液室を縮小せしめる方向へ前記内筒及び前記外筒が過大に相対変位したときに上記外筒の内周面に当接可能な主ストッパ部を、上記主凹部の外面に有し、上記偏心の方向に対して直交する径方向の幅が上記内筒の外径よりも大きくされた上記主空洞部内に挿入され、上記主液室の軸方向長さよりも長く、かつ、上記内筒の外径よりも大きい幅の主軸状部と、該主軸状部と一体的に形成され上記内筒と係合可能な係合部とを有する補助部材が取り付けられ、上記外筒に対して上記内筒が偏心量を減少する方向に相対変位する上記防振装置の装着状態下において、上記補助部材の主軸状部が、上記主空洞部を区画するゴム弾性体で径方向に挟持される構成とされたことを特徴とする液体封入式防振装置。
IPC (3件):
F16F 13/14 ,  B60K 5/12 ,  F16F 13/08
FI (3件):
F16F 13/00 620 V ,  B60K 5/12 F ,  F16F 13/00 620 F

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