特許
J-GLOBAL ID:200903094667704960

X線管陽極の回転支持装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 生沼 徳二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-064342
公開番号(公開出願番号):特開平5-101798
出願日: 1992年03月23日
公開日(公表日): 1993年04月23日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 陽極支持軸受に予備荷重を加える機構を改良し、騒音、摩耗および振動を最小にする機構を提供する。【構成】 静止陽極ステム24と、陽極に連接されたシャフト30と、シャフトおよび陽極をステムに対して回転自在に支持する回転軸受32,42とを有するX線管において、予備荷重要素46をステムに形成したボア26内に配置し、軸線方向に変位可能として所定の予備荷重を軸受に加える。予備荷重要素はその円筒形外面に互いに間隔をあけてボア軸線と平行な長さ方向溝50を設け、溝に配置されたロッキングボール54はステムに貫通形成された相補穴に貫通し、ステムに対する予備荷重要素の回転変位に対抗する一方、軸線方向変位を許容する。陽極ステムのまわりに配置した環状保持リング40がロッキングボールに係合してこれをボアの方へ押すとともに、予備荷重要素の半径方向変位に対抗する。
請求項(抜粋):
装着構造および陽極を有するX線管において、陽極を装着構造に対して回転自在に支持する装置が、第1および第2の細長い部材であって、第1部材は装着構造に固定され、第2部材は陽極にそれと一緒に回転するよう固定され、これら部材のうち一方にボアがあけられ、両方の部材がボア軸線に関して選択的に整合された第1および第2部材と、上記ボアの近くに配置され、上記第1および第2部材の一方を他方に対して回転自在に支持する軸受と、上記ボア内に配置され、ボア軸線に沿って移動でき、選択された予備荷重力を上記軸受に伝達する予備荷重要素であって、複数の線状案内路が設けられた予備荷重要素と、上記案内路のそれぞれと上記ボアがあけられた部材との間に係合関係で配置され、上記予備荷重要素の移動をボア軸線に沿った並進移動に限定するロック手段と、上記ロック手段のそれぞれをその係合関係に保持する保持手段とを含むX線管の陽極を回転自在に支持する装置。

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