特許
J-GLOBAL ID:200903094683439797
符号化パルスドップラレーダ方式
発明者:
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出願人/特許権者:
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公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-315550
公開番号(公開出願番号):特開平6-123772
出願日: 1991年09月24日
公開日(公表日): 1994年05月06日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、様々なクラッタ環境において目標の広範囲に亘る距離および速度を、曖昧さが伴うことなく同時、直接測定できる新規のレーダ方式としての符号化パルスドップラレーダ方式の実現を目的とする。【構成】 変調器2では、送信パルス列を一定長の符号系列で位相変調して、符号化パルス群を繰返し形成し、これを送信機3で増幅して送信する。受信機6による検波出力信号に対して、一連の符号系列のパルス群における同符号のパルス列ごとにMTIフィルタ8でクラッタを抑圧後、符号相関器9とドップラ処理器10により目標の広範囲の距離および速度情報を抽出する一連の機能で構成する符号化パルスドップラレーダ方式。【効果】 様々なクラッタ環境において、多目標の距離および速度情報を高精度かつ短時間で収得できるため、レーダシステムを有効に運用できる。
請求項(抜粋):
繰返しパルスの送信波形を形成する変調器と、該送信波形の電力増幅を行う送信機と、該送信機の出力信号を送信し、かつ物体による反射波を受信する空中線と、該空中線から出力した受信信号を検波する受信機と、該受信機の出力信号を処理する信号処埋器を備えたパルスレーダにおいて、(イ)変調器(2)では、符号長Nの符号系列を周期的に用いて、各符号を一連の各繰返しパルスに順次対応する位相変調を行い、符号化した時間周期Tの送信パルス列を形成し、この場合に、前記符号系列に対応する各符号化パルス群の間に2種類以上の異なる送信休止時間Tsi(≧(N-1)T、i≧2)を順次繰返し設けて、隣合う前記符号化パルス群間における同符号のパルス間隔を順次変えてパルス間スタガを行うか、又は前記送信休止時間Tsi=一定にして非スタガとし、(ロ)受信機(6)で復調された周期性の符号系列信号における同符号のパルス列が前記パルス間スタガをなす場合は、信号処理器(11)のスタガトリガ遅延回路7およびMTI(Moving Target Indication:移動目標検出)フィルタ(8)を介してスタガMTI処理を行い、一方前記非スタガの場合はMTIフィルタ(8)を介して非スタガMTI処理を行い、(ハ)信号処理器(11)の符号相関器(9)は、送信パルス繰返し周期Tに等しい遅延時間ごとにN個のタップをもち、該タップにそれぞれ積算器(17)を備え、N個の前記積算器(17)では、MTIフィルタ(8)の出力を順次受けて、前記位相変調に用いた符号系列信号との符号相関(積算)処理を同時に行い、それぞれの結果を並列に出力し、(ニ)信号処理器(11)のドップラ処理器(10)は、符号相関器(9)の各タップ出力を受けて、狭帯域ドップラ処理を行う。以上の機能を備えることを特徴とする符号化パルスドップラレーダ方式。
IPC (2件):
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