特許
J-GLOBAL ID:200903094692545940

燃料電池システムにおける燃料ガスの温調装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 磯野 道造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-123349
公開番号(公開出願番号):特開2000-315508
出願日: 1999年04月30日
公開日(公表日): 2000年11月14日
要約:
【要約】【課題】 熱交換器において急激な熱負荷の変動が生じても、これに迅速に対処して燃料電池に供給される燃料ガスの温度を所望の値に高精度に調節することのできる燃料電池システムにおける燃料ガスの温調装置を提供する。【解決手段】 燃料ガス発生装置10を備える燃料電池システム1における燃料ガスの温調装置20であって、サーモスタット23とサーモスタットバイパス制御弁24を備えて、燃料ガスの急激な流量増加や減少による熱交換器21の熱負荷の変動に対して、サーモスタットバイパス弁24により、熱媒体の温度をサーモスタット23の設定温度と異なるものとして熱交換器21に供給して、燃料ガスの温度調節を行なう。
請求項(抜粋):
炭化水素燃料を改質器により水素を主体とする燃料ガスに改質し、この燃料ガス中の一酸化炭素を一酸化炭素除去器により除去した後、燃料電池に供給する燃料ガス発生装置を備える燃料電池システムにおける燃料ガスの温調装置であって、(a) 前記温調装置は、少なくとも、?@ 前記燃料ガスとこの温調装置内を循環する熱媒体との間で熱交換を行なう熱交換器を、前記一酸化炭素除去器の入口側及び/又は出口側に備えると共に、?A 前記熱交換を行なった際の熱を、この温調装置の系外に放出する放熱器、及びこの放熱器を迂回する放熱器バイパス流路、?B 前記放熱器と前記放熱器バイパス流路に接続され、前記熱媒体の温度により作動して、この熱媒体の温度が設定温度になるように温度調節を行なうサーモスタット、並びに前記燃料ガス及び/又は前記熱媒体の温度を検知して、この検知温度に基づいて作動するサーモスタットバイパス制御弁とその制御手段、?C そして、この温調装置の各機器を配管で結び前記熱媒体が循環する閉じた循環流路、及びこの循環流路内に前記熱媒体を循環させる循環ポンプを備え、(b) 前記サーモスタットは、前記熱媒体の温度に基づき、?@ この熱媒体の温度が前記設定温度を下回る場合は、前記放熱器からの熱媒体の流れを減じ、?A この前記熱媒体の温度が前記設定温度を上回る場合は、前記放熱器からの熱媒体の流れを増し、(c) そして、前記制御手段は、前記検知温度に基づき、?@ この検知温度が所定値を越える場合は、サーモスタットバイパス制御弁を開いて、前記熱交換器に向かう前記熱媒体の温度を前記サーモスタットによる設定温度以下に下げる温度調節を行ない、?A この検知温度が所定値を下回る場合は、サーモスタットバイパス制御弁を閉じて、前記設定温度以下になった熱媒体の温度を上昇させる温度調節を行ない、?B この検知温度が所定値にある場合は、サーモスタットバイパス制御弁の状態を保持して熱媒体の温度を保持する温度調節を行ない、これをもって前記燃料ガスの温度調節を行うことを特徴とする燃料電池システムにおける燃料ガスの温調装置。
Fターム (6件):
5H027AA06 ,  5H027BA01 ,  5H027BA16 ,  5H027KK44 ,  5H027KK48 ,  5H027MM16

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