特許
J-GLOBAL ID:200903094696660719

リニア駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 足立 勉 ,  竹中 謙史
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-159966
公開番号(公開出願番号):特開2006-334837
出願日: 2005年05月31日
公開日(公表日): 2006年12月14日
要約:
【課題】 リニアエンコーダを用いて駆動対象物を駆動制御するリニア駆動装置においいて、駆動対象物を衝突させてその衝突位置を基準位置とする基準位置検出動作を、装置構成の複雑化や動作速度の低下を抑え、しかも衝突時の衝撃を低減させつつ実現する。 【解決手段】 キャリッジ位置を検出するリニアエンコーダは、リニアスケール28が解像度(スリット間隔)の異なる二つの領域に区分されている。ホームポジション側の高解像度領域はスリット間隔β、隣接する低解像度領域はスリット間隔α(>β)である。ホームポジション検出時にキャリッジが低解像度領域からホームポジション側へ一定速度で駆動制御されると、解像度変化点Cの通過時に、検出速度は解像度比(α/β)に応じて上昇する。そのため、検出速度を目標速度に収束させるべくフィードバック制御が働き、検出速度が低下する。これにより、実速度は低解像度領域の移動時より小さくなる。【選択図】 図5
請求項(抜粋):
予め設定された間隔で検出用パターンが形成されたリニアスケール及び駆動対象物の移動に伴って移動しつつ前記検出用パターンを検出してその検出結果に応じた検出信号を出力するパターン検出手段を有するリニアエンコーダと、 前記パターン検出手段から出力される前記検出信号に基づいて前記駆動対象物の速度を予め設定されたタイミング毎に演算する速度演算手段と、 前記速度演算手段の演算結果に基づいて、予め設定された駆動経路上における前記駆動対象物の往復駆動を制御する駆動制御手段と、 前記駆動経路の少なくとも一方の端部近傍に設けられ、前記駆動対象物の該端部側への移動過程で該駆動対象物が衝突することにより、その衝突位置からさらに該端部側への移動を規制するための移動規制手段と、 前記駆動対象物が前記移動規制手段に衝突するのを検出する衝突検出手段と、 を備え、前記衝突検出手段によって前記衝突が検出されたときにその衝突位置を前記駆動対象物の基準位置として検出するよう構成されており、 前記リニアスケールにおける、少なくとも、前記駆動制御手段による前記往復駆動によって前記駆動対象物が移動可能な範囲に対応した実検出範囲は、前記検出用パターンの形成間隔が異なる複数の領域に区分され、このうち前記移動規制手段が設けられた前記端部側に最も近い領域である端部規制領域の前記検出用パターンは、その端部規制領域に隣接する領域の前記検出用パターンよりも形成間隔が小さくなるように形成されており、 前記速度演算手段は、前記端部規制領域に形成された前記検出用パターンの形成間隔よりも大きい間隔で前記検出用パターンが形成されているいずれかの領域における該間隔を、前記リニアスケール全体における前記検出パターンの形成間隔として前記速度の演算に用いる ことを特徴とするリニア駆動装置。
IPC (1件):
B41J 19/18
FI (1件):
B41J19/18 K
Fターム (5件):
2C480CA31 ,  2C480CA33 ,  2C480CA35 ,  2C480CB35 ,  2C480EA22
引用特許:
出願人引用 (1件) 審査官引用 (4件)
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