特許
J-GLOBAL ID:200903094759043499

空気調和機の過熱度制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-018497
公開番号(公開出願番号):特開平7-225058
出願日: 1994年02月15日
公開日(公表日): 1995年08月22日
要約:
【要約】【目的】 バイパス回路を設けることなく、低能力の室内熱交換器が接続された際の高圧側冷媒圧力の上昇を防止する。【構成】 マイコン22は、暖房運転時に、サーミスタ12からの室外熱交換器出口温度とサーミスタ13からの低圧飽和温度に基づいて過熱度制御を実施する。更に、サーミスタ21からの凝縮温度の最大値が所定温度を越えた際に回転制御部19を制御して圧縮機2の回転周波数を段階的に低下させる。さらに、圧縮機2の回転周波数が下限値の場合は、弁制御部20を制御して第1電動膨張弁EV0の開度を通常の加熱度制御における下限値よりも小さい所定開度に設定すると共に、過熱度制御の目標値を大きくする。こうして、上記圧縮機2の圧縮能力および室外熱交換器5の見掛け上の能力を低下させることによって高圧側冷媒の圧力上昇を防止して、圧縮機2の使用範囲内での暖房運転を可能にする。
請求項(抜粋):
圧縮機(2),四路切換弁(3),複数の室内熱交換器(28,28,...),受液器(11),電動膨張弁(EV0)および室外熱交換器(5)を順次環状に連結して成る空気調和機における上記電動膨張弁(EV0)の開度を、暖房時における上記圧縮機(2)の吸い込み側の冷媒の過熱度が目標値になるように制御する空気調和機の過熱度制御装置において、上記複数の室内熱交換器(28,28,...)夫々の凝縮温度を検出する温度検出部(21,21,...)と、上記温度検出部(21,21,...)によって検出された各室内熱交換器(28,28,...)の凝縮温度に基づいて、上記各凝縮温度の最大値が所定温度を越えたか否かを判断する温度判断部(24)と、上記圧縮機(2)の回転周波数が下限値を越えたか否かを判断する回転周波数判断部(25)と、上記温度判断部(24)によって上記各凝縮温度の最大値が所定温度を越えたと判断された際には、上記回転周波数判断部(25)の判断結果に基づいて、上記圧縮機(2)の回転周波数が下限値を越えていない場合には、上記圧縮機(2)の回転周波数を所定値だけ低下させる回転制御信号を出力する一方、上記圧縮機(2)の回転周波数が上記下限値を越えた場合には、上記電動膨張弁(EV0)の開度を上記過熱度制御時における下限値よりも低い所定開度に設定させる開度制御信号を出力すると共に、上記過熱度の目標値をより大きな値に再設定する制御部(26)と、上記制御部(26)からの回転制御信号を受けて、この回転制御信号に基づいて上記圧縮機(2)の回転周波数を制御する回転制御部(19)と、上記制御部(26)からの開度制御信号を受けて、この開度制御信号に基づいて電動膨張弁(EV0)の開度を制御する弁制御部(20)を備えたことを特徴とする空気調和機の過熱度制御装置。
IPC (4件):
F25B 1/00 304 ,  F25B 1/00 371 ,  F24F 11/02 102 ,  F24F 11/02

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