特許
J-GLOBAL ID:200903094899109147

複合アーム式・連続可変弁タイミング装置.

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-336798
公開番号(公開出願番号):特開平8-165911
出願日: 1994年12月12日
公開日(公表日): 1996年06月25日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】弁開閉時期の固定した円弧カムで基本タイミングを図り,弁を押すアームのテコの原理と特性を得て,弁の可変スピードと可変量の大幅なアップを図り,各回転域で要求される弁タイミングを容易にコントロール可能にして,リアルタイムな可変の要求に対応した各回転域での最適な燃焼を得ることのできるエンジンの複合アーム式・連続可変弁タイミング装置の提供。【構成】弁8を押すメインアーム3の,フォロア10近くに,セカンダリアーム7,サードアームを,セカンダリアームシャフト6で,メインアーム3に備え,メインアーム3の支点軸のメインアームシャフト4に,カム5を取り付けて止めピン9で固定した複合アームで,エンジンの回転域に合わせてメインアームシャフト4で,カム5を回してセカンダリアーム7とサードアームを,セカンダリアームシャフト6を軸に,せり上げ,せり出しの高さをコントロールして,メインアームを押す円弧カム1の力点を変化させる。
請求項(抜粋):
特に4サイクル式内燃機関の吸入,排気の連続可変弁タイミングを複合アームによって図る方法で,図1のように,片側を支点(メインアームシャフト)として弁開閉を行うアームをメインアームとし,そのメインアームを押す円弧型カムのカム山(力点)近くのメインアームに軸を持たせ,その軸(セカンダリアームシャフト)を支点としたセカンダリアームを持たせた,サブとなるアームの取り付けによって複数の支点,力点,作用点が生じて,複雑な作用を得られる複合アームにして.そのメインアームの支点軸(メインアームシャフト)にカムを取り付けて,そのカムでセカンダリアームをせり上げる(他の手段でも可能).そのことでまず円弧型カムのカム山の力点がセカンダリアームとなり,せり上げるカムが支点となりメインアームにある軸側(セカンダリアームシャフト)へ移ることでメインアームを早めに押す.結果として作用点が作用する距離(弁リフト)が長くなり,そしてその作用が早く開始して,戻るタイミングがセカンダリアームせり出し前と同じであるため作用時間(弁開き時間)も長くなる.戻るタイミングを遅らせるには,図3のように,サードアームをセカンダリアームがせり上がるとせり出すようにして,メインアームの力点近くにその支点を持たせた複合アームにして円弧型カムを回すと,そのカム山はまずセカンダリアーム,つづいてメインアームに移り最後にサードアームとなり,結果的に弁の閉じる時間は遅くなって弁開き時間は長くなる.弁開き始める時間と弁リフト量の増はセカンダリアームせり上がる高さで決まり,サードアームがせり出しでは弁リフト量の増はなく,弁の閉じる時間は決められる.このような複雑な作用を行う複合アームの特性や原理をもとに弁タイミングの連続可変を行う特徴の,複合アーム式・連続可可変弁タイミング装置.
IPC (3件):
F01L 13/00 301 ,  F01L 1/18 ,  F01L 1/26

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