特許
J-GLOBAL ID:200903094948178486

液圧倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長瀬 成城
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-260506
公開番号(公開出願番号):特開平7-112661
出願日: 1993年10月19日
公開日(公表日): 1995年05月02日
要約:
【要約】【目的】 制動液圧を倍力するためのピストンを2分割し、倍力液圧系失陥時には、分割した一方のピストンのみによってブレーキ液圧を発生できるようにし、ぺダル踏力増加現象を解消する。【構成】 液圧倍力装置において、ブースタピストン3aはアクションピストン13と連結された第1ピストン103と、該第1ピストンの外周に嵌合され、且つ、第1ピストンに摺動自在に設けられた第2ピストン103’とから構成され、通常ブレーキ作動時は、前記第1、第2ピストン103、103’が協働して出力液圧室4に液圧を発生し、液圧源失陥時にはアクションピストン13に連結されている第1ピストン103のみによって出力液圧室内に液圧を発生できるようにした。これにより液圧失陥時に発生するブレーキぺダルの踏み込み力の急激な増加を押さえることができる。
請求項(抜粋):
液圧倍力装置において、同装置は、シリンダボディ1と、同シリンダボディ内に配置されシリンダボディ内をホイールシリンダにつなげる出力液圧室4と、パワー液圧室12内の液圧を受けるブースタピストン3aと、前記ブースタピストン3aとアクションピストン13との相対移動によって制御され前記パワー液圧室12とリザーバ2との連通を開閉する流通弁Aと、出力液圧室に発生した液圧により作動され液圧源と前記パワー液圧室とを連通する液圧導入弁Cとを備え、前記ブースタピストン3aはアクションピストン13と連結された第1ピストン103と、該第1ピストンの外周に嵌合され、且つ、第1ピストンに摺動自在に設けられた第2ピストン103’とから構成され、通常ブレーキ作動時は、前記第1、第2ピストン103、103’が協働して出力液圧室4に液圧を発生し、液圧源失陥時にはアクションピストン13に連結されている第1ピストン103のみによって出力液圧室内に液圧を発生できるようにしたことことを特徴とする液圧倍力装置。

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