特許
J-GLOBAL ID:200903094959901643

回転同期装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡田 英彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-094810
公開番号(公開出願番号):特開平5-263835
出願日: 1992年03月21日
公開日(公表日): 1993年10月12日
要約:
【要約】【目的】 装置の軸方向寸法を増大させることなく、切換え時の二段入り現象を著しく緩和することができる回転同期装置を提供する。【構成】 回転同期装置1では、スリーブ20の同期専用スプライン歯26のチャンファ28Aと同期リング40のスプラインチャンファ42aが当接して同期が行われた後、噛合専用スプライン歯22の片面チャンファ24Aとスプラインピースのスプライン歯52の片面チャンファ52aが当接して噛合が行われ、片面チャンファのため当接の際の衝撃力が著しく低減される。また、片面チャンファ52aがギアに作用する引きずりトルクの方向へ押し分けられる向きを有するため押し分け力が減少して、以上の効果により二段入り現象が緩和される。さらに、スプライン歯を噛合専用スプライン歯22と同期専用スプライン歯26に分離構成したため、噛み合い強度を維持しつつ軸方向寸法の増大を防止できる。
請求項(抜粋):
回転可能なシャフトに対して相対回転可能に支持されたギアと、該ギアに設けられたスプラインと、前記シャフトと一体に回転し、かつ前記シャフトに対して軸方向にスライド可能なスリーブと、該スリーブに設けられたスプラインと、該スリーブと前記ギアとの間に設けられた同期リングと、該同期リングに設けられたスプラインとを有し、前記スリーブのスプライン歯のチャンファと前記同期リングのスプライン歯のチャンファを当接させて同期を行った後に、前記スリーブのスプラインと前記ギアのスプラインとを噛合させることによって前記シャフトと前記ギアとを一体に回転させる回転同期装置であって、前記ギアのスプライン歯のチャンファが前記ギアに作用している引きずりトルクの方向へ押し分けられる向きの片面チャンファであり、前記スリーブのスプラインは同期専用スプライン歯と噛合専用スプライン歯とを有し、前記噛合専用スプライン歯のチャンファが前記ギアのスプライン歯のチャンファと対応する向きの片面チャンファであり、前記同期専用スプライン歯が前記同期リングのスプライン歯と噛合した直後に前記噛合専用スプライン歯のチャンファが前記ギアのスプライン歯のチャンファと当接する位置関係にあることを特徴とする回転同期装置。
IPC (2件):
F16D 23/06 ,  F16H 3/12

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