特許
J-GLOBAL ID:200903094972402419

気密性核磁気共鳴測定用試料管

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 工業技術院大阪工業技術研究所長
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-093265
公開番号(公開出願番号):特開平9-257899
出願日: 1996年03月22日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 触媒開発や物性研究等において、必要となる加圧、減圧、かつ冷却または加熱の広範な条件下での測定を可能にする核磁気共鳴試料管を提供すること。【解決手段】筒状の管本体1と、内栓3と、シールリング2と、挿入片5及び密栓用ボルト4とを備えた気密性核磁気共鳴測定用試料管であって、管本体1は、側壁の上部付近において径方向に対向し少なくとも一方が側壁を貫通している2つの切り欠き部を有し、該切り欠き部より下方における内側面に係止用凸部が設けられ、内栓3は、横孔が側面を貫通し、横孔から天面に達する縦孔が形成されており、挿入片5は、2つの切り欠き部に差し渡して装着することができ、雌ねじ付貫通孔を有しており、密栓用ボルト4は、上部にボルトヘッドを有し、下部は、内栓の縦孔に緩く嵌まり挿入片の雌ねじ付貫通孔に雄ねじ部が螺合し内栓の横孔の下面に達しうる径及び長さとされていることを特徴とする気密性核磁気共鳴測定用試料管。
請求項(抜粋):
上端部が開放された筒状の管本体と、該管本体の開放端から挿入されて装着される内栓と、前記管本体及び内栓の間に介在するシールリングと、前記内栓を前記管本体に固定するための挿入片及び密栓用ボルトとを備えた気密性核磁気共鳴測定用試料管であって、前記管本体は、側壁の上部付近において径方向に対向し少なくとも一方が側壁を貫通している2つの切り欠き部を有し、該切り欠き部より下方における内側面に係止用凸部が設けられ、前記内栓は、前記切り欠き部より上下方向に大きな径を有する横孔が側面を貫通し、該横孔から上方に延び天面に達する縦孔が形成されており、前記横孔は、該内栓が前記管本体に挿入されて前記係止用凸部により位置決めされたときに、前記切り欠き部に臨み且つ上端が該切り欠き部の上端より上方に位置するように形成されており、前記挿入片は、前記2つの切り欠き部に差し渡して装着することができ、装着時に上下方向に向く雌ねじ付貫通孔を有しており、前記密栓用ボルトは、上部にボルトヘッドを有し、下部は、前記内栓及び挿入片が前記管本体に装着された状態で、前記内栓の縦孔に緩く嵌まり前記挿入片の雌ねじ付貫通孔に雄ねじ部が螺合し前記内栓の横孔の下面に達しうる径及び長さとされていることを特徴とする気密性核磁気共鳴測定用試料管。

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