特許
J-GLOBAL ID:200903095006522625
リチウム二次電池
発明者:
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出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-312306
公開番号(公開出願番号):特開平8-138738
出願日: 1994年11月09日
公開日(公表日): 1996年05月31日
要約:
【要約】【目的】 安全且つ低温特性に優れたリチウム二次電池を提供する。【構成】 リチウム二次電池の電解液の溶媒を、少なくとも1つ以上の水素がフッ素と置換したプロピレンカーボネート構造をもつものとジメチルカーボネートからなる混合溶媒に更にジエチルカーボネートおよびメチルエチルカーボネートの少なくとも1種を混合した混合溶媒で構成した。【効果】 自己消火性がのある安全性の高い電池を得ることが出来ると共に、低温特性が向上できる。
請求項(抜粋):
金属リチウム、リチウム合金及び電気化学的にリチウムイオンを吸蔵・放出できる炭素材料からなる群より選択される1種又は2種以上を活物質とする負極と、電気化学的にリチウムイオンを吸蔵・放出できる物質の1種又は2種以上からなる正極と、有機電解液とからなり、該有機電解液が、環状エステルの1種又は2種以上からなる第1溶媒と、鎖状エステルの1種又は2種以上からなる第2溶媒とを少なくとも有する混合溶媒に、1種又は2種以上のリチウム塩を有する溶質を溶解したものであり、該第1溶媒は少なくとも1個の水素をフツ素で置換されたプロピレンカーボネートの構造を有するものを少なくとも有し、該第2溶媒はジメチルカーボネートを少なくとも有するリチウム2次電池において、該第2溶媒としてジメチルカーボネートにジエチルカーボネートとメチルエチルカーボネートの少なくとも何れか1種を混合したものを少なくとも有し、全溶媒中に占める第1溶媒の体積比は35〜55%、第2溶媒の体積比は45〜65%であり、且つ、フツ素で置換されたプロピレンカーボネート構造を有するものの全溶媒に占める体積比は35〜55%であり、ジメチルカーボネートの第2溶媒中に占める体積比は40〜80%、ジエチルカーボネートとメチルエチルカーボネートの少なくとも1種が第2溶媒中に占める体積比は20%〜60%であることを特徴とするリチウム二次電池。
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