特許
J-GLOBAL ID:200903095029791496

衛星による位置決め信号に基づく方位の瞬時測定のための方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 園田 吉隆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-578981
公開番号(公開出願番号):特表2003-532083
出願日: 2001年04月12日
公開日(公表日): 2003年10月28日
要約:
【要約】本発明は衛星位置決め無線信号の受信機を用いた空間中移動物体の方位(例えば船の向き)の測定に関する。極めて迅速に方位測定値を得るため、その方法は、間隔の距離Dが既知の2地点A及びBに設置した2つの受信アンテナを用い、次の処理で構成される。各アンテナとp個の衛星の間で計測された2p個の擬似距離の単一組から地点Bに関しての地点Aの位置の順次続くn回の計算(例えば距離Dが40センチメ-トルなら数十回続く計算)を実施する。n回の計算は計算用初期仮定に用いるn個の初期推定位置(Ae1〜Aen)に対応し、n個の推定位置は中心Bで半径Dの円上に位置し、計算位置(Ac1〜Acn)は地点Bから距離d1〜dnに位置する。地点Aの実際位置を表す位置Ackを当該位置が数ミリ-トルの範囲内で中心Bで半径Dの円上にあるのを検証して選択し、(関与衛星が4つ以上の場合に)測定の一貫性の検証により選択を任意的に改良する。
請求項(抜粋):
移動体における固定された2つの地点A及びBに位置し、位置決め衛星から発せられる無線信号を受信する2つのアンテナ(10、12)を用いて、その移動体の方位を測定する方法であって、前記2つのアンテナとp個の衛星との間の2p個の擬似距離の組を周期的に判断する測定と、位置の計算をする機能部(18)への前記擬似距離の供給と、この機能部により、一方では前記擬似距離に基づき、かつ、他方では前記地点Bに対する前記地点Aの推定された相対的な位置に基づき、前記地点Bに対する前記地点Aの相対的な位置を計算する計算とを含み、前記相対的な位置の計算は、前記計算をする機能部が受けた2p個の擬似距離の与えられた組について、-それぞれ、すべて前記地点Bから同じ距離Dに位置するが前記地点Bの周りのそれぞれ異なるn個の方位に対応する、n個の初期推定位置Ae1ないしAenを伴い、前記地点Aの相対的な位置を計算するn回の計算(n>1)であって、前記地点Aのn個の計算した位置Ac1ないしAcnを生成する、n回の計算と、-それぞれの計算した位置と前記地点Bとの間の距離d1ないしdnを計算する計算と、-対応する距離dkと前記距離Dとの間の較差(dk-D)が特定の閾値よりも小さいような、計算した位置Ackを選択する選択と、-求められる方位の情報を表すベクトルBAckの方向とを含むことを特徴とする方法。
Fターム (6件):
5J062AA01 ,  5J062AA11 ,  5J062BB02 ,  5J062BB03 ,  5J062CC07 ,  5J062DD03

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