特許
J-GLOBAL ID:200903095030904091

油圧シリンダのフロ-ティング型クッション装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 春日 讓
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-145430
公開番号(公開出願番号):特開2000-120614
出願日: 1999年05月25日
公開日(公表日): 2000年04月25日
要約:
【要約】【課題】油圧シリンダのフローティング型クッション装置において、背圧によるクッション流路の環状隙間の変化を防止することで背圧の制御を適切に行い、クッション性能の向上を図る。【解決手段】ピストンロッド3のリング挿入部3aに遊嵌したクッションリング30のクッション流路32側の端面に複数の凹溝30aにより常時開の流路を形成し、反対側の端面に外周部から端面肉厚の中心付近にかけて開口する複数の切欠き部30dを形成し、かつそのクッションリング端面とピストン端面4aとの間に径方向に伸縮に自在な切替リング31を嵌挿し、この切替リング31を、外径側(ロッド室7a)の圧力が内径側(環状通路30c)の圧力より高いときはクッションリング端面とピストン端面4a間の流路を閉鎖し、内径側の圧力が外径側の圧力より高いときは当該流路を開放する開閉手段として機能させる。
請求項(抜粋):
シリンダ本体内で摺動しかつシリンダ本体の内部をロッド室とボトム室に区分するピストンを先端に備えたピストンロッドのピストン締結部に隣接して、両端に径方向段差面を有する小径のリング挿入部を設け、このリング挿入部に、両側の端面が前記径方向段差面に向き合うようクッションリングを遊嵌し、ピストンロッドの伸縮作動時にそのストロークエンド近傍で、前記クッションリングがシリンダ本体に設けられたクッション流路に進入すると、前記クッションリングの内周面と前記リング挿入部の外周面との間の環状隙間により形成される流路を閉鎖し、前記シリンダ本体内からの戻り油の流路を絞りクッション作用を発揮する油圧シリンダのフローティング型クッション装置において、前記クッションリングの両側の端面のうち、少なくとも前記クッション流路側の端面とこの端面が向き合う前記径方向段差面との間に常時開の流路を形成すると共に、前記クッションリングの前記クッション流路と反対側の端面側で前記ピストンロッドのリング挿入部に装着され、外径側の圧力が内径側の圧力より高いときは当該端面側で前記環状隙間により形成される流路を閉鎖し、内径側の圧力が外径側の圧力より高いときは当該流路を開放する切替リングを設けたことを特徴とする油圧シリンダのフローティング型クッション装置。
IPC (2件):
F15B 15/22 ,  F16F 9/00
FI (2件):
F15B 15/22 E ,  F16F 9/00 C
Fターム (12件):
3H081AA03 ,  3H081BB02 ,  3H081CC15 ,  3H081CC24 ,  3H081DD13 ,  3H081EE04 ,  3H081EE09 ,  3H081FF30 ,  3H081HH01 ,  3J069AA50 ,  3J069CC13 ,  3J069EE02

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