特許
J-GLOBAL ID:200903095056846456

動力車椅子のための懸架装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 社本 一夫 (外5名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-542658
公開番号(公開出願番号):特表2000-503238
出願日: 1997年05月20日
公開日(公表日): 2000年03月21日
要約:
【要約】動力車椅子(1)の地面係合動力車輪(3)及び(又は)キャスター車輪(4)のための懸架装置は3つのリンクを有し、そのうちの2つ(6)は車椅子(1)のフレーム(2)と車輪装着トランスアクセルハウジング又は副フレーム(5)との間で自由に枢動できるように連結されて、車輪(3)が垂直面内で車椅子(1)のフレーム(2)に関して傾斜できるようにする。第3のリンク(7)は車両のフレーム(2)と水平面内でのみ枢動できる車輪装着構造体との間で連結され、車両のフレーム(2)に関する車輪(3)の任意の横方向の変位を拘束する。リンク(6、7)と車両のフレーム(2)との間で作動できる流体シリンダ(13、13)はフレーム(2)のクッションを提供し、また、流体シリンダ(13)から流体を除去することにより、地面係合車輪(3)に関して車椅子(2)の全体のフレームを下降させて、車椅子(1)及び乗員が普通のバンの側方ドア開口ヘ進入できるようにする。
請求項(抜粋):
1. 乗員座席を支持する細長いフレームを有する動力車椅子のための懸架装置; トランスアクセルハウジングであって、当該トランスアクセルハウジングの両端に装着された一対の動力車輪を有するトランスアクセルハウジングと; 上記トランスアクセルハウジングが上記細長いフレームに対して横方向の垂直面内で自由に傾斜でき、もって、上記動力車輪が当該動力車輪の走行する地面の輪郭を追従できるようにした状態で、横方向の関係にて当該トランスアクセルハウジングを当該細長いフレームに連結するためのリンク機構手段と; 上記リンク機構手段と上記フレームとの間で作動的に連結され、上記地面係合車輪に関して当該フレームを垂直方向で位置決めする流体圧力シリンダ手段と; 上記流体圧力シリンダ手段に対して流体を供給及び除去するための、運転手により制御される手段と;を有することを特徴とする懸架装置。2. 請求の範囲第1項に記載の懸架装置において、 上記動力車椅子のための一対のキャスター車輪と; 上記細長いフレームに対して横方向に離間した関係にて上記キャスター車輪を支持する副フレームと; 上記細長いフレームに関して垂直な横方向の面内での上記副フレームの傾斜を許容して、上記キャスター車輪が当該キャスター車輪の走行する地面の輪郭を追従できるようにした状態で、当該細長いフレームに対して横方向の関係にて当該副フレームを支持するための第2のリンク機構手段と; 上記第2のリンク機構手段と上記細長いフレームとの間で作動的に連結され、上記キャスター車輪に関して当該細長いフレームを垂直方向で位置決めする第2の流体圧力シリンダ手段と; 上記第2の流体圧力シリンダ手段に対して流体を供給及び除去するために、当該第2の流体圧力シリンダ手段を上記運転手により制御される手段に連結する手段と;を更に備えたことを特徴とする懸架装置。3. 長手方向で離間し、垂下した第1及び第2の垂直部分を備えた剛直で細長い関節フレームと、横方向に位置したトランスアクセルハウジングと、上記トランスアクセルハウジングの横方向の両端に回転可能に装着された一対の動力車輪と、上記フレームの一端を支持するために当該フレームの上記第2の垂直部分上に装着されたキャスター車輪手段とを有する動力車椅子のための懸架装置において、 上記フレームの上記第1の垂直部分上に位置し、一対の水平方向で整合し横方向に離間したユニバーサルピボット装着部; 上記一対のユニバーサルピボット装着部内に自由に枢動できるように装着された一端と、上記トランスアクセルハウジングに自由に枢動できるように固定された他端とをそれぞれ有し、上記動力車輪が垂直面内で運動できるようにした、一対の同一形状の装着リンク; 上記一対のユニバーサルピボット装着部に関して垂直に離間して上記フレームの上記第1の垂直部分上に位置し、共通の水平軸線を画定する一対の横方向で離間し水平方向で整合した単軸ピボット装着部; 幅広いベース部分と頂点部分とを画定するほぼ三角形形状を有する安定化リンク; 上記安定化リンクの上記ベース部分の両端に位置し、垂直面内のみでの当該安定化リンクの枢動を許容するように上記一対の単軸ピボット装着部にそれぞれ係合する手段;及び 上記トランスアクセルハウジングの横方向の中心に上記安定化リンクの上記頂点部分を自由に枢動できるように連結する手段;を組み合わせて備え、地面の輪郭を追従するような上記動力車輪の独立の垂直運動を制限することなく、上記細長いフレームに関する当該動力車輪の横方向運動を阻止することを特徴とする懸架装置。4. 請求の範囲第3項に記載の懸架装置において、上記装着リンクと上記剛直なフレームとの間で作動できる衝撃吸収手段を更に備えたことを特徴とする懸架装置。5. 請求の範囲第4項に記載の懸架装置において、上記衝撃吸収手段が当該衝撃吸収手段を伸縮させる流体圧力手段を有し; 上記動力車輪に関して上記フレームを上昇又は下降させるように上記流体圧力手段内に存在する流体の量を増大又は減少させるための、運転手により制御される手段;を備えたことを特徴とする懸架装置。6. 請求の範囲第3項に記載の懸架装置において、上記キャスター車輪装着部が垂下した関係にて2つの横方向で離間したキャスター車輪を支持する水平の脚部と、垂直の脚部とを備えたL字状の副フレームを有し; 上記フレームの上記第2の垂直部分上に設けられた第2の対の水平方向で整合し横方向に離間したユニバーサルピボット装着部と; 上記第2の対のユニバーサルピボット装着部内に自由に枢動できるように装着された一端と、上記キャスター車輪副フレームの上記垂直脚部に自由に枢動できるように固定された他端とをそれぞれ有し、上記キャスター車輪が垂直面内で運動できるようにした、第2の対の同一形状の装着リンクと; 上記第2の対のユニバーサルピボット装着部に関して垂直に離間して上記フレームの上記第2の垂直部分上に位置し、共通の水平ピボット軸線を画定する第2の対の横方向で離間し水平方向で整合した単軸ピボット装着部と; 幅広いベース部分と頂点部分とを画定するほぼ三角形形状を有する第2の安定化リンクと; 上記キャスター車輪副フレームの上記垂直脚部に上記安定化リンクの上記頂点部分を自由に枢動できるように連結する手段と;を有し、地面の輪郭を追従するような上記キャスター車輪の独立の垂直運動を制限することなく、当該キャスター車輪の横方向運動を阻止することを特徴とする懸架装置。7. 請求の範囲第6項に記載の懸架装置において、上記第1の対の装着リンクと上記剛直なフレームとの間で作動できる衝撃吸収手段と; 上記第2の対の安定化リンクと上記剛直なフレームとの間で作動できる第2の衝撃吸収手段と;を更に備えたことを特徴とする懸架装置。8. 請求の範囲第7項に記載の懸架装置において、上記各衝撃吸収手段が当該各衝撃吸収手段を伸縮させる流体圧力手段を有し; 上記動力車輪及び上記キャスター車輪に関して上記フレームを上昇又は下降させるように上記流体圧力手段内に存在する流体の量を増大又は減少させるための、運転手により制御される手段;を備えたことを特徴とする懸架装置。
IPC (3件):
A61G 5/04 506 ,  B60G 9/04 ,  B60G 17/015
FI (3件):
A61G 5/04 506 ,  B60G 9/04 ,  B60G 17/015 B

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