特許
J-GLOBAL ID:200903095059390925

分散受信システムの重複データ防止方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-197381
公開番号(公開出願番号):特開平10-041923
出願日: 1996年07月26日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】無線送信装置から順次送信されるシーケンス番号が付与されたデータを分散配置された複数の無線受信装置で受信し重複するデータを削除する際、重複の判定を正確に行い正常データの廃棄を防ぐ。【解決手段】通信制御装置4のデータ受信回路41で、各無線受信装置1〜3からのデータを集約して受信しデータの正常性を判定し正常データのみをデータ判定回路43へ送出する。シーケンス番号記憶回路42は前回受信したデータのシーケンス番号をその時点のタイマー44による時刻情報とともに記憶する。データ判定回路はシーケンス番号記憶回路及びタイマーからのシーケンス番号及び時刻情報を参照し、受信時間差及びシーケンス番号のリセット時の判定条件を加味し、データ受信回路から出力される無線送信装置ごとの今回受信したデータに対し前回受信したデータとの送信順序の判定を行い重複するデータを削除する。
請求項(抜粋):
移動可能な無線送信装置から順次送信されるシーケンス番号が付与されたデータを分散配置された複数の無線受信装置で受信し、前記各無線受信装置の受信データを集約し前記シーケンス番号に基づいて重複するデータを削除する分散受信システムの重複データ防止方式において、前記複数の無線受信装置で受信したデータごとに受信時刻情報を対応付け、前記無線送信装置ごとの今回受信したデータに対し前記受信時刻情報に基づいて前回受信したデータとの受信時間差を算出し、前記シーケンス番号が一巡するのに要する時間経過している場合には今回受信したデータは前回受信したデータより後に送信されたデータと判定し削除せず、前記シーケンス番号が一巡するのに要する時間経過していない場合にはシーケンス番号の最大値から最小値へのリセット時の大小関係の逆転に対するあらかじめ設定された条件を付加して今回のシーケンス番号と前回のシーケンス番号との大小比較を行うことにより今回受信したデータと前回受信したデータとの送信順序を判定し、前回受信したデータより前に送信されたと判定し得るデータのみを削除し、削除されずに残ったデータを上位装置へ転送する通信制御装置を有することを特徴とする分散受信システムの重複データ防止方式。

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