特許
J-GLOBAL ID:200903095060364520
ツインローラ型薄板製造装置における薄板厚さの制御装置及び制御方法
発明者:
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出願人/特許権者:
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代理人 (1件):
瀬谷 徹 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-534848
公開番号(公開出願番号):特表2000-511117
出願日: 1998年12月23日
公開日(公表日): 2000年08月29日
要約:
【要約】本発明は上記従来の問題点を解決するために創案されたものであり、ローラの偏心及びローラセンターの動きによって発生する薄板厚さの偏差を予測しこれを補償することにより、製造される薄板の厚さを一定に維持し、これにより品質向上を図ることができるツインローラ型薄板製造装置の薄板厚さ制御装置及びその方法を提供することを目的としている。上記の目的を達成するために、本発明は、固定ローラ及び水平移動可能であるローラと、ジャーナルに取り付けられて、前記固定ローラと水平移動可能なローラのジャーナル間の変化量を測定する第1センサーと、上記固定ローラ及び移動可能なローラのバレル近方に取付けられて上記固定ローラ及び移動可能なローラのバレルの動きを感知する第2センサー及び第3センサーと、上記第2センサー及び第3センサーによって感知された固定ローラ及び移動可能なローラのバレルの動きで第1センサーによって感知されたジャーナル間の変化量を減算する第1減算機及び第2減算機と、上記第1減算機及び第2減算機から入力される信号を処理し、ローラニプの変化量を算出し、算出された信号から高周波成分を除去する制御部と、上記制御部から入力される信号によってローラギャップを制御するローラギャップ制御部から構成される。上記制御部は、第1減算機及び第2減算機の出力信号を各々貯蔵した後で、180度位相反転して出力する第1バッファー及び第2バッファーと、上記第1バッファー及び第2バッファーで各々出力された信号で第1センサーによって感知されたジャーナル間の変化量を加算する第1加算機及び第2加算機と、上記第1加算機及び第2加算機から各々出力される信号を減算して、ローラニプの変化量を算出する第4減算機と、上記第4減算機で出力される信号が入力されて誤差補償信号を発生するギャップトリム(trim)予測機と、上記ギャップトリム(trim)予測機から出力される誤差補償信号をフーリエ(Fourier)変換して高周波成分を除去して出力する高速フーリエ(Fourier)変換部からなる。ローラギャップ制御部は、前記高速フーリエ(Fourier)変換部から出力される誤差補償信号とローラギャップの目標値を加算し、ローラギャッブの測定値を減算する第5減算機と、チョック(chock)に装着されてチョック(chock)の間にローラギャップを測定するローラギャップ測定センサーと、上記第5減算機の比較によって誤差補償分を加算したローラギャップの目標値が測定値より大きければ、ローラギャップが大きくなる方向に、小さければ、ローラギャップが小さくなる方向に制御信号を出力するPID制御機と、上記PID制御機からの制御信号によって動作し、移動可能であるローラを移動させるサーボバルブから構成されている。また、本発明のツインローラ型薄板製造装置の薄板厚さ制御方法は、固定ローラと水平移動可能な可動ローラのジャーナルの動きGj(θ)とローラバレルの動きGg(θ+π)を測定する段階、測定したローラのジャーナルの動きGj(θ)とローラバレルの動きGg(θ+π)から固定ローラのローラニプの動きMfcr(θ)及び移動可能なローラのローラニプの動きMmcr(θ)を予測する段階、前記固定ローラのローラニプの動きMfcr(θ)及び移動可能なローラのローラニプの動きMmcr(θ)の差を算出してローラニプのギャップの変化量Mdiff(θ)を求める段階、前記ローラギャップの変化量Mdiff(θ)を最小化させる方向で薄板厚さを制御する段階とから構成される。
請求項(抜粋):
次の各段階を有する固定ローラと可動ローラであるツインローラ形薄板製造装置における薄板厚さ制御方法。 ?@前記固定ローラと可動ローラのジャーナル(journal)の動きGj(θ)と前記ローラのバレル(barrel)の動きGg(θ+π)を測定する段階; ?A前記動きGj(θ)と動きGg(θ+π)から前記固定ローラのローラニプの動きMfcr(θ)及び前記可動ローラニプの動きMmcr(θ)を予測する段階; ?B前記固定ローラと可動ローラニプ間のギャップ変化量Mdiff(θ)を求めるために前記動きMfcr(θ)と動きMmcr(θ)の差を計算する段階; ?Cローラニプ間のギャップの変化量Mdiff(θ)を最小化させる薄板厚さを制御する段階;
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