特許
J-GLOBAL ID:200903095109235829

成形加工性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-207990
公開番号(公開出願番号):特開平9-053161
出願日: 1995年08月15日
公開日(公表日): 1997年02月25日
要約:
【要約】【課題】 成形加工性および塗装焼付硬化性に優れた、自動車ボディ用として好適なアルミニウム合金板を提供する。【解決手段】 Al-Mg-Si合金においてMgとSiの成分関係およびMg2 Si量を限定し、塗装焼付時の時効促進効果を有するCuと経時変化抑制効果を有するSnを適量添加した合金板に対して、溶体化・焼入れ処理後24時間以内に70〜150°Cで0.5〜50時間の熱処理を施すことによって、成形加工性および塗装焼付硬化性に極めて優れたアルミニウム合金板が得られる。またSnの添加はAl-Sn母合金を用いて行うことによってより高い塗装焼付硬化性が確保される。【効果】 本発明のアルミニウム合金板は、製造後100日経過しても約110N/mm2 以下の降伏強度に抑えることができ、成形性に優れるとともに、約90N/mm2 以上の塗装焼付硬化量が得られる。したがって、成形加工性と塗装焼付硬化性が要求される自動車ボディ用として好適である。
請求項(抜粋):
Mg:0.65〜1.0mass%,Si:0.35〜0.9mass%,Cu:0.1〜1.0mass%,Sn:0.01〜0.3mass%,かつ-2.0<4Mg-7Si<1.0,残部がAlおよび不可避的不純物からなる合金を冷間圧延後、溶体化処理を施してから24時間以内に70〜150°Cで0.5〜50時間の熱処理を行って製造することを特徴とする成形加工性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法。
IPC (3件):
C22F 1/047 ,  C22C 1/02 503 ,  C22C 21/06
FI (3件):
C22F 1/047 ,  C22C 1/02 503 J ,  C22C 21/06

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