特許
J-GLOBAL ID:200903095162042927

ポリヒドロキシ化合物の製造法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-152661
公開番号(公開出願番号):特開平5-320290
出願日: 1992年05月19日
公開日(公表日): 1993年12月03日
要約:
【要約】【構成】 2官能アルキル置換フェノール類と、ホルムアルデヒド類とを反応させて得た特定レゾールに対して、1官能以上のフェノール類を、前記2官能アルキル置換フェノール類の使用量に対して過剰量の使用割合で酸性条件下に縮合させ、脱水及び脱モノマーし、3核体と4核体との合計含有率が45重量%以上であり、且つ多分散度が1.20以下であるポリヒドロキシ化合物を製造する。【効果】 分子量分布幅が狭いことに起因して溶融粘度が低い。そのためエポキシ樹脂の硬化剤として使用した場合には、配合物の粘度も低下し、成形時の作業性が向上する。エポキシ樹脂と硬化させて得られる硬化物は機械特性、耐薬品性に優れることはもとより、同一軟化点を有する従来のノボラック樹脂と比較して、ガラス転移点が高くなるため、該硬化物の耐熱性が改良される。また、一般的なフェノール樹脂と比較して低吸湿性である等の効果を奏するものである。
請求項(抜粋):
一般式(1):【化1】(式中、R1 は炭素数1〜10のアルキル基を示し、R2 およびR3 は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を示す。)で表わされる2官能アルキル置換フェノール類1モルと、ホルムアルデヒドもしくはホルムアルデヒド発生源物質1.5〜2.5モルとをアルカリ性条件下に反応させて得たレゾール(A)に対して、1官能以上のフェノール類(B)を、(A)の製造時の前記2官能アルキル置換フェノール類の使用量に対して1.1〜20倍モルの使用割合で酸性条件下に縮合させ、更に脱水及び脱モノマーして、3核体と4核体との合計含有率が45重量%以上であり、且つ多分散度が1.20以下であるポリヒドロキシ化合物を得ることを特徴とするポリヒドロキシ化合物の製造法。

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