特許
J-GLOBAL ID:200903095172948940

能動騒音消去装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 隆夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-228035
公開番号(公開出願番号):特開平6-266366
出願日: 1992年08月04日
公開日(公表日): 1994年09月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 能動騒音消去装置において、音源発生器を備えずに、また騒音消去対象機器を停止させずに回り込み防止フィルタのフィルタ係数を求めることができるようにする。【構成】 回り込み防止フィルタ34は、騒音検出点側から騒音消去点を経由して消去フィルタ33の出力端までの回り込みの逆伝搬経路の伝達系を推定する経路推定フィルタ部34aと、経路推定フィルタ部34aのフィルタ係数の逆フィルタ係数を設定されることで回り込み経路の伝達系を模擬する回り込み消去フィルタ部34bとを含み構成され、経路推定フィルタ部34aは騒音検出点の音響電気変換器31の検出信号を入力とし、自身の出力信号と該騒音消去点側の電気音響変換器32を音響電気変換器として用いてそれから得られる電気出力信号との差を無くすようにフィルタ係数が決められ、回り込み消去フィルタ部34bには消去フィルタ33の出力信号が入力されるようになっている。
請求項(抜粋):
騒音伝搬経路の騒音源側の騒音検出点に配置した音響電気変換器(31)と、該騒音検出点からみて騒音伝搬経路方向に離間した騒音消去点に配置した電気音響変換器(32)と、騒音伝搬経路の伝達系を模擬する適応フィルタからなる消去フィルタ(33)と、回り込み音の伝搬経路の伝達系を模擬する適応フィルタからなる回り込み防止フィルタ(34)とを備え、該音響電気変換器の検出信号を該消去フィルタを通して該電気音響変換器に与えて伝搬騒音に逆位相、同振幅で印加することで伝搬騒音を消去し、また該消去フィルタの出力信号を回り込みフィルタを通して該音響電気変換器の検出信号に与えることで該検出信号中の回り込み音成分を除去するように構成した能動騒音消去装置において、回り込み防止フィルタ(34)は、該騒音検出点側から該騒音消去点を経由して該消去フィルタの出力端までの回り込みの逆伝搬経路の伝達系を推定する経路推定フィルタ部(34a)と、該経路推定フィルタ部のフィルタ係数の逆フィルタ係数を設定されることで回り込み経路の伝達系を模擬する回り込み消去フィルタ部(34b)とを含み構成され、該経路推定フィルタ部は騒音検出点の音響電気変換器の検出信号を入力とし、自身の出力信号と該騒音消去点側の電気音響変換器を音響電気変換器として用いてそれから得られる電気出力信号との差を無くすようにフィルタ係数が決められ、該回り込み消去フィルタ部には該消去フィルタの出力信号が入力されるようになっている能動騒音消去装置。

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