特許
J-GLOBAL ID:200903095189239501

溶銑脱りん用上吹酸素ランス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-034788
公開番号(公開出願番号):特開平8-225818
出願日: 1995年02月23日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】【目的】溶銑脱りん用上吹酸素ランスを提供する。【構成】上底吹転炉においてCaO 及びFet O を主成分とするフラックスを添加し、上吹酸素により高(%T.Fe) を維持しつつ溶銑の脱りんを行う際に用いる上吹酸素ランスであって、下記式 (1)〜(3) の条件を満たす構造を有する上吹酸素ランス。d2Y/dX2 =F(d0, θ0)・・・(1) 、α≦θ0 ≦β・・・・・・・(2) 、γ≦d0≦δ・・・・・・・・(3)【効果】高価な蛍石(CaF2)、生石灰、多量の鉄鉱石を使用せずにスラグ中の高(%T.Fe) を維持して効率的に脱りん処理を行うことができる。しかも、処理時の脱炭量、耐火物溶損量を抑制することができ、低りん鋼溶製のコスト低減が可能となる。
請求項(抜粋):
上底吹転炉において、CaO およびFet O を主成分とするフラックスを添加し、上吹き酸素により高(%T.Fe) を維持しつつ溶銑の脱りんを行う際に用いる上吹酸素ランスであって、下記式 (1)〜(3) の条件を満たす構造を有することを特徴とする溶銑脱りん用上吹酸素ランス。【数1】 α≦θ0 ≦β・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) γ≦d0≦δ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3) 但し、 d=2S・tan(θc/2)・・・・・・・・・・・・・・・・・(a) S=∫{(dX)2 +(dY)2}1/2 ・・・・・・・・・・・・(b) X :酸素ジェット中心軸の水平方向変位(mm)Y :酸素ジェット中心軸の鉛直方向変位(mm)S :酸素ジェット中心軸の進行方向の移動距離(mm)θc :酸素ジェットの広がり角度( 20°)θ0 :ノズル角度(鉛直軸からの角度)(°)H :S での酸素ジェット中酸素ガスのホールドアップ( - )d :S での酸素ジェット径(mm)d0:ノズル径(mm)U0:ノズル出口での酸素ガス流速(mm/s)ρs :溶融スラグの密度( g/cm3 g :ノズル出口での酸素ガス密度( g/cm3 g ' :酸素ガス圧力を1atm (すなわち、酸素ジェット中では酸素ガス密度は一定)と仮定した時の酸素ジェット中酸素ガス密度( g/cm3 )g :重力加速度( m/s2 )α:酸素ジェット中心軸の軌道が溶銑表面に接する時のノズル角度( °)β:酸素ジェットがランス-溶銑表面間距離の半分に達する時の角度と酸素ジェットが炉壁に直接当たる時の角度とのうち小さい方の角度(°)γ:酸素ジェット中心軸の軌道が溶銑表面に接する時のノズル径(mm)δ:酸素ジェットがランス-溶銑表面間距離の半分に達する時のノズル径(mm)初期条件: X=d0・cos θ0/{2tan(θc/2)}の時、Y=-d0・sin θ0 / {2tan(θc/2)}・・(c)dY/dX=-tan θ0 ・・・・・・・・・・・(d)
IPC (3件):
C21C 5/46 101 ,  C21C 1/02 110 ,  C21C 5/30
FI (3件):
C21C 5/46 101 ,  C21C 1/02 110 ,  C21C 5/30 Z
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭51-095903

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