特許
J-GLOBAL ID:200903095240735543
屋根の重ね葺き工法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
山本 喜幾
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-351778
公開番号(公開出願番号):特開2002-155601
出願日: 2000年11月17日
公開日(公表日): 2002年05月31日
要約:
【要約】【課題】 既設のフックボルトを利用することで、削りカスや騒音等を殆ど発生することなく既設の波形スレートの上面に新たな屋根を葺くようにする。【解決手段】 一対の係止片20を下方に備え、上方に山形支持部22を有するサドル部材18を使用する。フックボルト12に螺合したナット17と波形スレート屋根10の山部との当接部に係止片20を指向させ、これらを両側から強制的に押圧変形させることで、その開放端20aをナット17とスレート屋根10の山部10aとの当接部の間に嵌入させる。またサドル部材18に通し母屋24を上方から被着して、これをスレート屋根10の山部に対し交差する方向へ延在させる。通し母屋24と山形支持部22との被着部を締結具26で固定し、該通し母屋24の上に金属屋根材28を重ね葺きした後、金属屋根材28と通し母屋24とを締結具30により固定する。
請求項(抜粋):
長尺の母屋桁(14)に下部を係止させたフックボルト(12)を上方へ延在させて、該母屋桁(14)に葺いた波形スレート屋根(10)の各山部(10a)に貫通させ、該フックボルト(12)の上部の雄ネジ部(12a)にナット(17)を螺合して該波形スレート屋根(10)を該母屋桁(14)に固定するようにした既設の屋根構造に関して、この波形スレート屋根(10)の上に金属屋根材(28)を重ね葺きする工法であって、常には離間状態にあって対向している一対の係止片(20,20)を下方に備え、上方に山形支持部(22)を有する変形可能なサドル部材(18)を使用し、前記フックボルト(12)に螺合したナット(17)と前記波形スレート屋根(10)の山部(10a)との当接部に、前記サドル部材(18)における一対の係止片(20,20)の開放端(20a,20a)を両側から指向させ、前記サドル部材(18)の両係止片(20,20)を両側から強制的に押圧変形させて、該係止片(20,20)の対向し合う開放端(20a,20a)を前記ナット(17)と波形スレート屋根(10)の山部(10a)との当接部の間に嵌入させ、前記嵌入により前記波形スレート屋根(10)の山部(10a)に固定された前記サドル部材の山形支持部(22)に、下方が開放した長尺のチャンネル部材からなる通し母屋(24)を上方から被着して、該通し母屋(24)を該波形スレート屋根(10)の山部(10a)に対し交差する方向へ延在させ、前記通し母屋(24)と前記山形支持部(22)との被着部をボルト等の締結具(26)により順次固定することで、該通し母屋(24)を前記サドル部材(18)に取付け、次いで、前記サドル部材(18)に支持されて前記波形スレート屋根(10)の山部(10a)と交差する方向へ延在している前記通し母屋(24)の上に前記金属屋根材(28)を重ね葺きし、該金属屋根材(28)と該通し母屋(24)とをボルト等の締結具(30)により固定するようにしたことを特徴とする屋根の重ね葺き工法。
IPC (3件):
E04D 3/00
, E04G 23/02
, E04G 23/03
FI (4件):
E04D 3/00 T
, E04D 3/00 D
, E04G 23/02 H
, E04G 23/03
Fターム (8件):
2E108BN05
, 2E108CC01
, 2E108CC15
, 2E108EE02
, 2E108FF13
, 2E108GG20
, 2E176AA23
, 2E176BB25
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