特許
J-GLOBAL ID:200903095251120761

鋼管柱の加工度を低減した建築骨組み構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山名 正彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-160877
公開番号(公開出願番号):特開平8-027898
出願日: 1994年07月13日
公開日(公表日): 1996年01月30日
要約:
【要約】【目的】 鋼管柱の加工度を低減した建築骨組み構造を提供する。【構成】 建物の柱として鋼管柱を使用し、外周柱1の間に架設した外周梁2が水平力を主として負担し、内部柱3の間に架設した内部梁4は前記水平力を負担しない建築骨組み構造である。外周梁2は、建物の腰壁の高さh1 と天井懐の高さh2 を合計した高さに略等しいせいHのトラス梁とし、上弦材2a及び下弦材2bに取り付けたエンドプレート5を鋼管柱へ当接させ、棒状又は管状の軸力伝達材6を介してボルト接合する。内部梁4のエンドプレート7も鋼管柱へ当接させ、棒状又は管状の軸力伝達材6を介してボルト接合した。【効果】 鋼管柱には梁取付け位置に軸力伝達材を貫通させ仮付けする孔を必要数あけるだけの加工でほぼ足り、ダイヤフラムを設けたりする必要は一切なく、加工度は著しく低いから、加工コストの低減と省力化を達成できる。
請求項(抜粋):
建物の柱として鋼管柱が使用され、建物外周に位置する外周柱は下部を柱脚に固定又はピン連結され、外周柱の間に架設した外周梁が地震力、風荷重等の水平力を主として負担し、内部柱は下部を柱脚にピン連結されており、内部柱の間に架設した内部梁は前記水平力を負担しない建築骨組み構造であって、外周梁は、建物の腰壁の高さと天井懐の高さを合計した高さに略等しいせいのトラス梁として構成され、その上弦材及び下弦材の端部に取り付けたエンドプレートが外周柱たる鋼管柱の梁取り付け位置に当接され、前記鋼管柱の管壁を貫通してその両側面に位置するエンドプレートへ当接する棒状又は管状の軸力伝達材を介して前記両側のエンドプレートがボルト接合されていること、前記内部梁と内部柱たる鋼管柱との接合は、内部梁のエンドプレートが鋼管柱の梁取り付け位置に当接され、前記鋼管柱の管壁を貫通してその両側面に位置するエンドプレートへ当接する棒状又は管状の軸力伝達材を介して前記両側のエンドプレートがボルト接合されており、内部梁と外周柱たる鋼管柱との接合はピン接合又は前記内部柱と同じボルト接合構造とされていること、をそれぞれ特徴とする、鋼管柱の加工度を低減した建築骨組み構造。

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