特許
J-GLOBAL ID:200903095287032842

軸 受

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 武志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-145744
公開番号(公開出願番号):特開平10-315990
出願日: 1997年05月19日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 ラック軸と軸受との間に打音が発生することなく、ラック軸にラジアル方向の力が作用した状態での操舵操作においてもラック軸と軸受との間の摺動抵抗が小さく円滑な操舵操作を可能とした軸受を提供する。【解決手段】 軸受31は、アウターブッシュ32とインナーブッシュ33とからなる。アウターブッシュ32の外周面35には、ギアケース36の内周面37に当接する領域38とギアケース36の内周面37に部分的に当接しない領域39とが形成されている。アウターブッシュ32の内周面45には、軸支承面46と拡径円筒面48とが形成されている。軸支承面46は、ラック軸50の周面51と所定の締め代をもって摺接する領域52とラック軸50の周面51と締め代をもたずに摺接する領域53とを備えている。領域39の平坦面40には、軸方向に伸びた突条部57が設けられている。切割り溝60がアウターブッシュ32に設けられており、切割り溝60の開口部61側の端部において、外周面35には、係止用の突起62が設けられている。
請求項(抜粋):
ギアケースとラック軸との間に介装されて、ラック軸をギアケース内で摺動可能に支持するための軸受であって、弾性を有する合成樹脂からなるアウターブッシュと、該アウターブッシュ内に固定されたインナーブッシュとからなり、アウターブッシュの外周面には、ギアケース内周面に当接する領域と、当該領域と軸方向において隣接して該ギアケース内周面に部分的に当接しない領域とが形成されていると共に、その内周面には、ラック軸の周面と所定の締め代をもって摺接する領域とラック軸の周面と締め代をもたずに摺接する領域とをギアケース内周面に部分的に当接しない領域に対応して周方向に備えた軸支承面と、該軸支承面と軸方向に隣接してかつ環状肩部を介して軸支承面に対して拡径した拡径円筒面とを備えており、アウターブッシュの外周面のギアケース内周面に部分的に当接しない領域における当該ギアケース内周面に当接しない部位には、軸方向に伸びた突条部が前記軸支承面の所定の締め代を有する領域に対応して設けられており、アウターブッシュの外周面の前記ギアケース内周面と部分的に当接しない領域において軸方向に伸びて切割り溝がアウターブッシュに設けられており、アウターブッシュの内周面の拡径円筒面には、インナーブッシュが固定されていることを特徴とする軸受。
IPC (2件):
B62D 3/12 503 ,  F16C 29/02
FI (2件):
B62D 3/12 503 A ,  F16C 29/02

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