特許
J-GLOBAL ID:200903095288393695

針揺動装置を備えたミシンの糸通し装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-024801
公開番号(公開出願番号):特開平9-192382
出願日: 1996年01月18日
公開日(公表日): 1997年07月29日
要約:
【要約】【課題】 部品を低減し低コスト化を図り、作動杆の上昇動作を良好にして信頼性を向上し、針揺動装置の駆動源を変更せずに高コスト化及び騒音の増大を回避する。【解決手段】 軸7及び作動杆10を針棒2と共に揺動可能とし、縫製時には針棒2を所定の揺動範囲内に揺動して作動杆側動力伝達機構10cを駆動源側動力伝達機構16に干渉させずに縫製を行い、糸通し時には針棒2を所定の揺動範囲外の揺動位置に揺動して両動力伝達機構16,10cとを連結し駆動源15の動力を両動力伝達機構16,10cを介して作動杆10に伝達して該作動杆10を降下、上昇させて糸通しを行い得るようにし、作動杆10に作動杆側動力伝達機構10cを設けることを可能とすると共に、糸通し後の作動杆10の引き上げを付勢力より強力な駆動源15の動力で行うことを可能とし、しかも針棒支枠への駆動源15の搭載を回避可能とするよう構成したもの。
請求項(抜粋):
針棒を揺動させる針揺動装置を備えたミシンに対して付設される糸通し装置であって、上下動可能に支承され下端にミシン針を支持した前記針棒に対して平行に配置されると共に、回動可能且つ上下動可能に支承された糸通し軸と、この糸通し軸に設けられ軸線方向における所定位置で該糸通し軸の回動に連動して動作することによって前記ミシン針の針孔に対して進入・後退可能な糸通しフックと、前記糸通し軸に係合すると共に上下動可能に支承された作動杆と、をして、前記作動杆を降下することによって前記糸通し軸を降下させた後にさらに回動させて前記糸通しフックを前記針孔に対して進入させる一方で、前記作動杆を上昇することによって前記糸通し軸を前記とは逆方向に回動させて前記糸通しフックを前記針孔に対して後退させ、この糸通しフックの前記針孔に対する進入・後退動作によって、針孔を挟んだ糸通しフックとは反対側に配置された糸供給源からの糸を捕捉させて糸通しを可能としたミシンの糸通し装置において、前記作動杆を上昇・降下させるための駆動源と、この駆動源の動力を伝達する駆動源側の動力伝達機構と、この駆動源側の動力伝達機構からの動力を伝達可能に前記作動杆に設けられた作動杆側の動力伝達機構と、を備え、前記糸通し軸、糸通しフック及び作動杆を前記針棒と共に揺動可能とすると共に、前記針揺動装置による針棒の縫製揺動範囲外の揺動位置である糸通し実行位置に該針棒が位置した時に、前記両動力伝達機構が連結されることを特徴とする針揺動装置を備えたミシンの糸通し装置。

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