特許
J-GLOBAL ID:200903095300761000

磁気共鳴イメージング装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-157444
公開番号(公開出願番号):特開平9-313461
出願日: 1996年05月30日
公開日(公表日): 1997年12月09日
要約:
【要約】【課題】脳の活性領域、血流及び表面構造の画像を1度の計測、表示することができるMRI装置を提供する。【解決手段】撮影対象領域内の緩和時間に対し極端に短い繰り返し時間で任意角度の高周波パルスを印加し、定常歳差状態(SSPF)を起こし、その際生じる高周波パルス印加直後のFID信号と印加直前のタイムリバースドFID信号とを計測する。これら2つの信号を計測するシーケンスの繰り返しを脳の活性時と脳の休息時の両方で実行するとともに、脳の活性時には血流に生じる位相回りを取り除くリフェイズシーケンスとし、脳の休息時には位相回りを起こさせるようなディフェイズシーケンスとする。脳の活性時と脳の休息時で、それぞれ2つずつ得られる画像の差分を取ることにより、機能画像と血流画像を得る。また一方から表面構造画像を得る。
請求項(抜粋):
被検体の置かれた空間に静磁場、傾斜磁場及び高周波磁場をそれぞれ与え、前記被検体の撮影対象領域の組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴信号を起こさせる各磁場発生手段と、前記撮影対象領域から生じる核磁気共鳴信号を受信する受信手段と、前記各磁場発生手段及び前記受信手段を制御し、所定のパルスシーケンスで所定の磁場パルスを発生するとともに前記各磁気共鳴信号を計測するためのシーケンス制御手段と、前記受信手段で検出した信号を用いて画像再構成演算を行い、得られた画像を表示する画像処理手段とを備えた磁気共鳴イメージング装置において、前記シーケンス制御手段で実行されるパルスシーケンスは、1)前記高周波磁場パルスを前記撮影対象領域の緩和時間よりも短い繰り返し時間で繰り返し印加するステップと、2)前記各繰り返し時間内において、前記高周波磁場パルスの印加直後及び印加直前に生じる2つのエコー信号を計測するステップとを含み、前記画像処理手段は、前記2つのエコー信号のうち、一方を用いて前記被検体の機能計測画像を得るとともに他方を用いて前記撮影対象領域の血流画像を得ることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01N 33/48
FI (2件):
A61B 5/05 311 ,  G01N 24/08 510 Y
引用特許:
審査官引用 (1件)

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