特許
J-GLOBAL ID:200903095306653381
IDベース暗号化および関連する暗号手法のシステムおよび方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
恩田 博宣
, 恩田 誠
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-521528
公開番号(公開出願番号):特表2005-500740
出願日: 2002年08月13日
公開日(公表日): 2005年01月06日
要約:
送信者(100)によって受信者(110)に送信される第1の情報Mを暗号化する方法およびシステムを利用することにより、送信者と受信者は両方とも、IDベース情報および双線形写像を使用して秘密メッセージ鍵を計算することができる。一実施形態では、送信者(100)は受信者(110)に関連付けられている識別子IDからIDベース暗号鍵を計算する。識別子IDには、受信者の電子メール・アドレス、受信者信任状、メッセージ識別子、または日付などのさまざまな種類の情報を入れることができる。送信者は、双線形写像および暗号鍵を使用して、秘密メッセージ鍵grIDを計算し、これを使用して、メッセージMを暗号化し、暗号文Vを出力して、送信者(100)から受信者(110)に要素rPとともに送信する。IDベース解読鍵dIDは、受信者に関連付けられたIDおよび秘密マスター鍵sに基づいて個人鍵作成器(120)により計算される。鍵作成器(120)から秘密解読鍵を取得した後、受信者(110)はそれを要素rPおよび双線形写像とともに使用して、秘密メッセージ鍵grIDを計算し、それを使用して、暗号文Vを解読し、オリジナルのメッセージMを復元する。一実施形態によれば、双線形写像は、楕円曲線の部分群上で定義されたWeilペアリングまたはTateペアリングに基づく。また、鍵の取り消し、信任状管理、および受信確認返信通知を含む、これらの手法の応用もいくつか説明されている。
請求項(抜粋):
暗号システムにおいて、送信者と受信者との間でIDベース秘密メッセージ鍵を共有する方法であって、
(a)個人鍵作成器では:受信者のIDベース公開暗号鍵を表す、第1の代数群の要素Qを取得し;sを秘密マスター鍵を表す整数として、該受信者の個人解読鍵を表すsQを計算して、sQを該受信者に送信し;第2の代数群の要素Pを取得して、sPを計算し、sPを該送信者に送信する工程と;
(b)送信者側では、該要素Qを取得し;該要素Pを取得し;該個人鍵作成器から要素sPを取得し;秘密r∈★Zを選択し;rPを計算し;r、sP、Q、および双線形写像から秘密メッセージ鍵を計算し;rPを該受信者に送信する工程と、
(c)受信者側では、送信者からrPを取得し;該個人鍵作成器からsQを取得し、rP、sQ、および双線形写像から該秘密メッセージ鍵を計算する工程と、からなる方法。
IPC (1件):
FI (2件):
H04L9/00 601C
, H04L9/00 601F
Fターム (11件):
5J104AA01
, 5J104AA16
, 5J104EA04
, 5J104EA15
, 5J104EA26
, 5J104EA33
, 5J104JA21
, 5J104JA29
, 5J104NA02
, 5J104NA12
, 5J104NA37
引用特許:
引用文献:
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