特許
J-GLOBAL ID:200903095311193160

符号化CWレーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 八幡 義博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-278978
公開番号(公開出願番号):特開平7-110374
出願日: 1993年10月12日
公開日(公表日): 1995年04月25日
要約:
【要約】【目的】 装置規模の小型化、装置規模を増大させずにレンジビン数を増やすこと、調整の容易化が図れる符号化CWレーダ装置を提供する。【構成】 9の出力(中間周波の受信信号)を10で2分岐し、6cと6dにより位相がπ/2異なるベースバンドの信号としてそれぞれを12a と12b にてディジタル化し、並置されるN個の相関処理回路13-1〜13-Nのそれぞれに与える。Nはレンジビンとは無関係なドップラ帯域の分割数Nである。各相関処理回路は多段のシフトレジスタと乗算器と加算器とからなる処理回路を2系統備え、同相符号列と直交符号列のそれぞれについて相関処理をする。13-1〜13-N/2までは正のドップラ帯域を検出し、13-{(N/2)+1 }〜13-Nまでは負のドップラ帯域を検出する。14は各レンジビン毎にN個の相関処理回路出力相互間の大小関係から最大値を出力している相関処理回路を検出し、ドップラ情報と距離情報を得る。
請求項(抜粋):
予め定めた単位距離に相当する時間の複数個からなる所定の周期時間内各単位距離に相当する時間毎に1ビット符号をランダムに発生し所定の周期時間に達した後は前周期と同じ符号配列を繰り返し発生する符号発生回路を有し、送信用連続波(CW)を、前記符号発生回路からの各符号に対応させて予め定めた移相量だけ位相変調して送信空中線から送信させ、反射体で反射されて戻って来た電波を受信空中線で受信しその受信信号を中間周波の信号へ変換して受信処理系へ送出するようにした符号化CWレーダ装置において; 前記中間周波の信号を2分岐する分配器と; 前記分配器の各分岐出力をそれぞれ受けて互いにπ/2位相が異なるベースバンドの信号をそれぞれ出力する第1及び第2のミキサと; 前記第1及び第2のミキサの出力をそれぞれディジタル信号に変換する第1及び第2のA/D変換器と; 目標信号のドップラ帯域をN分割した個数分並列配置され、それぞれ、前記第1及び第2のA/D変換器出力についての相関処理を並行して実行する複数の相関処理回路と; 前記単位距離毎に前記複数の相関処理回路の出力相互間の大小関係を比較し、最大値を出力している相関処理回路の出力から距離情報及びドップラ情報を検出する距離速度検出回路と; を備えたことを特徴とする符号化CWレーダ装置。

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