特許
J-GLOBAL ID:200903095332824950

シート状材料切断用開ループ制御装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三浦 邦夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-227117
公開番号(公開出願番号):特開平7-178696
出願日: 1994年09月21日
公開日(公表日): 1995年07月18日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 ベッドに広げられた被切断物の切断工程の最適な送り速度を自動的に設定し、作業者の介入なしで状況の変化を考慮して、切断工程において自動的に送り速度を調整する。【構成】 プログラマブルコントローラ12が、プリセット切断形状ファイルを特定又は決定し、切断システムの操作に指令を与える。カッタ20は、X、Y、C軸モータ34、36、によって切断形状ファイルの決定する速度で移動する。カッタ20の実際の切断力が予想切断力より大、又は小の場合は、送り速度が低減又は増加するように制御され、さらに、所定の値以上大きい場合は、切断システムが停止され、切断輪郭が再構築される。切断輪郭への送り速度が、被切断物のかたさ、カッターの研磨に関するデータ、真空レベル、ナイフモータ電流及びナイフ速度に関する情報を考慮して計算される。
請求項(抜粋):
シート状材料を切断する切断手段を有する切断システム(10)を備え、該シート状材料の切断工程において変化する種々のパラメータに応答して該シート状材料の最適送り速度を求めるシート状材料切断用開ループ制御装置において、上記切断手段を、上記切断システム(10)のシート状材料の切断面を横切って、X、Y及びC座標空間において移動させるモータ手段(34、36、44)を有する移動手段(26、28)と;最初の切断操作の前に、切断システムのパラメータデータに応答して、切断システムに運転命令を与える特定の制御パラメータデータを決定する少なくとも一つのプリセット切断形状ファイルを決定し、特定するプログラマブルコントローラ手段(12)と;前記プログラマブルコントローラ手段(12)及び切断システム(10)に接続され、前記切断システムによって移動される切断手段(20)の少なくとも一つの切断路を決定する少なくとも一つのプロセッサ手段(52)と;前記プリセット切断形状ファイルは、所定の厚さを有するシート状材料を切断する際の最大送り速度と最小送り速度、及び、前記切断手段(20)を、前記切断面を横切って、X、Y座標軸方向に前記モータ手段(34、36)を駆動するためのX方向コマンド電流値及びY方向コマンド電流値を決定するものであることと;前記X方向コマンド電流及びY方向コマンド電流は、前記モータ手段(34、36)を、前記少なくとも一つの切断路に沿った各点において前記X軸及びY軸方向へ所定の速度で運転するためのモータ電流であることと;前記プロセッサ手段は、前記X方向コマンド電流値及びY方向コマンド電流値から前記一つの切断路に沿う各点における予想切断力を求める計算手段を備えていることと;前記プロセッサ手段は、前記X方向コマンド電流値及びY方向コマンド電流値によって記モータ手段(34、36)を駆動して前記プリセット切断形状ファイルにおいて決定されている所定の送り速度で前記切断手段(20)を移動させる手段と;前記少なくとも一つの切断路に沿った前記切断手段の位置を確認するための位置検出手段(78、92)と;前記モータ手段に供給される前記X方向コマンド電流値及びY方向コマンド電流値から、前記少なくとも一つの切断路の前記所定の位置における、前記切断手段(20)の実際の切断力を示す一つの力のベクトルを決定し、これによって切断物のかたさを決定する手段(52)と;を備え、前記プロセッサ手段(52)は、前記切断路の前記所定の位置において、前記実際切断力と予想切断力とを比較し、実際切断力が予想切断力よりも小さい場合には、送り速度を増加させ、実際切断力が予想切断力よりも大きい場合には、送り速度を減少させ、実際切断力が予想切断力よりも所定の値以上大きい場合には、前記切断システムを停止させることを特徴とするシート状材料切断用開ループ制御装置。

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