特許
J-GLOBAL ID:200903095334669064

原子炉設備

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-319949
公開番号(公開出願番号):特開平9-159783
出願日: 1995年12月08日
公開日(公表日): 1997年06月20日
要約:
【要約】【課題】仮想的な事故時に、格納容器の耐圧を高めるための特別な対策を不要とする。【解決手段】事故時の格納容器内圧力に対応した飽和温度より30°C以上下回ることのない温度である100°C以上に保持された冷却水を有するタンク40と下部ドライウェル8とを連結する配管50を設置し、配管50に弁70とポンプ60を設置する。圧力容器2の水位が低下し、非常用炉心冷却系の注水にも成功しない仮想的な事故時に、ポンプ60を起動し、弁70を開放する。これにより、100°C以上の冷却材が下部ドライウェル8に供給され、下部ドライウェル8に移行する可能性のある損傷炉心を冷却する。【効果】損傷炉心と冷却材との相互作用により発生する水蒸気の量が抑制され、格納容器の健全性を維持するための特別な対策を不要とできる。
請求項(抜粋):
炉心を内蔵する圧力容器と、前記圧力容器を配置した格納容器と、水プールを備えた圧力抑制室と、前記圧力抑制室と前記格納容器の内のドライウェル空間とを連結するベント管と、前記圧力容器で発生した蒸気により発電機を回転させるタービンと、前記タービンを回転させた蒸気を凝縮する復水器と、前記復水器で低下した冷却水の温度を上昇させる低圧給水加熱器ならびに高圧給水加熱器とを備えた原子炉設備において、事故時に前記圧力容器の下方に位置する下部ドライウェルへ、事故時の格納容器内圧力に対応した飽和温度より30°C以上下回ることのない温度の冷却水を供給する手段を設けたことを特徴とする原子炉設備。
IPC (2件):
G21C 15/18 GDB ,  G21C 9/016 GDB
FI (2件):
G21C 15/18 GDB M ,  G21C 9/00 GDB H

前のページに戻る