特許
J-GLOBAL ID:200903095339976208

電子装置のメモリ書換システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-309567
公開番号(公開出願番号):特開平10-149282
出願日: 1996年11月20日
公開日(公表日): 1998年06月02日
要約:
【要約】【課題】 ROMの記憶内容を書き換えるための書換制御ソフトを受信しその実行に移行するための起動用プログラム(ブートソフト)を、確実に書き換える。【解決手段】 電子装置のCPUがリセット解除後にフラッシュROM(以下、ROM)の特定領域(ブートフラッシュ領域)内のブートソフトを実行することで、外部装置からの書換制御ソフトをRAMに格納してその実行に移り、該書換制御ソフトの実行によりROMの所定領域の内容が外部装置からの新プログラムに書き換えられるシステムにて、ブートソフト書換用の書換制御ソフトは、特定領域のブートソフトをROMの他領域(メインフラッシュ領域)にコピーし、リセット解除後の実行プログラムを示すベクタアドレスを上記他領域の先頭番地に変えた後(S405〜S425)、特定領域の内容を新ブートソフトに書き換えてベクタアドレスを特定領域の先頭番地に戻す(S430〜S455)という内容になっている。
請求項(抜粋):
プログラムを実行する演算処理手段と、電気的に記憶内容の消去及び書き込みが可能であると共に、前記演算処理手段により実行されるプログラムを格納する読み出し専用の不揮発性メモリと、記憶内容の読み出し及び書き込みが可能な揮発性メモリと、前記不揮発性メモリの記憶領域のうち、予め定められた起動条件の成立時に前記演算処理手段により実行されるプログラムが格納された記憶領域の先頭アドレスを記憶するアドレス記憶手段とを有し、前記不揮発性メモリにおける特定の記憶領域には、前記演算処理手段が、外部から送信されて来る書換制御用プログラムを受信して前記揮発性メモリに格納し、その後、該揮発性メモリに格納した前記書換制御用プログラムの実行に移行するための起動用プログラムが予め格納されていると共に、前記アドレス記憶手段には、前記特定の記憶領域の先頭アドレスが予め記憶されており、前記起動条件が成立すると、前記演算処理手段が、前記不揮発性メモリの記憶領域のうち、前記アドレス記憶手段に記憶された先頭アドレスにより特定される記憶領域に格納された前記起動用プログラムを実行し、その後、前記演算処理手段が、前記起動用プログラムの実行により前記揮発性メモリに格納された前記書換制御用プログラムを実行することで、前記不揮発性メモリの記憶領域のうち、該書換制御用プログラムにより指示される領域の記憶内容を消去して、該領域に外部から送信されて来る新たなプログラムを書き込むように構成された電子装置と、前記不揮発性メモリに格納されたプログラムを新たなプログラムに書き換えるために前記電子装置に接続され、該電子装置へ、前記書換制御用プログラムを送信した後、前記新たなプログラムを送信するメモリ書換装置と、を備えた電子装置のメモリ書換システムであって、前記不揮発性メモリ内の前記起動用プログラムを新たな起動用プログラムに書き換える場合に、前記メモリ書換装置から前記電子装置へ、前記新たな起動用プログラムに先立ち送信される前記書換制御用プログラムは、前記演算処理手段を、前記不揮発性メモリにて前記特定の記憶領域とは異なる他の記憶領域の記憶内容を消去して、該他の記憶領域に、前記特定の記憶領域に格納されている前記起動用プログラムを書き込み、前記他の記憶領域への前記起動用プログラムの書き込みが終了すると、前記アドレス記憶手段に記憶されている前記先頭アドレスを、前記他の記憶領域の先頭アドレスに変更する第1の書換制御手段と、該第1の書換制御手段による前記先頭アドレスの変更が終了すると、前記特定の記憶領域の記憶内容を消去して、該特定の記憶領域に、前記メモリ書換装置から送信されて来る前記新たな起動用プログラムを書き込み、前記特定の記憶領域への前記新たな起動用プログラムの書き込みが終了すると、前記アドレス記憶手段に記憶されている前記先頭アドレスを、前記特定の記憶領域の先頭アドレスに戻す第2の書換制御手段と、して機能させるプログラムであること、を特徴とする電子装置のメモリ書換システム。
IPC (2件):
G06F 9/06 540 ,  G06F 12/16 310
FI (2件):
G06F 9/06 540 M ,  G06F 12/16 310 M

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