特許
J-GLOBAL ID:200903095400042558

物標映像の方位算出方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐々木 宗治 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-086360
公開番号(公開出願番号):特開平9-281213
出願日: 1996年04月09日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 方位分解能が改善され、複数の物標が近接して存在する領域内でも分離識別が可能な物標映像の方位算出方法及び装置。【解決手段】 レーダアンテナの回転と送信パルスの発射により、水平ビーム幅内に複数n個の送信パルスが存在する場合に、少くともn個のメモリを設けて、ある物標から最初の受信信号を得た送信パルスを第1パルス、その受信データをM1 、そのときの方位角をΦ1 とし、このM1 及びΦ1 を第1メモリに格納すると共に、上記Φ1 から上記物標の始端方位を算出し、次の第2パルス以降の送信パルス毎に物標から得た各受信データから、ビーム幅内に含まれる以前のパルスによりメモリに格納された各データをそれぞれ減算した差分データを該当パルスによるデータとして、そのときの方位角と共に順次メモリに格納する。そして上記差分データが零であるか否かを判別し、零の場合には、そのときの方位角に基づいて上記物標の終端方位を算出する。
請求項(抜粋):
所定の回転速度によるレーダアンテナの回転と所定周期による送信パルスの発射により上記レーダアンテナの水平ビーム幅内に複数n個の送信パルスが存在する場合に、少くともn個のメモリを設けて、ある物標から最初に受信信号を得た送信パルスを第1パルス、その受信データを第1データ、そのときの方位角を第1方位角Φ1 とし、この第1データ及び第1方位角Φ1 を第1メモリに格納すると共に、上記第1方位角Φ1 に基づき上記物標の始端方位を算出し、次の第2パルスの送信により物標から得た受信データからその前のパルスにより上記第1メモリに格納された第1データを減算した差分データを第2データ、そのときの方位角を第2方位角Φ2 とし、この第2データ及び第2方位角Φ2 を第2メモリに格納すると共に、上記第2データが零であるか否かを判別し、零の場合には上記第2方位角Φ2 に基づき上記物標の終端方位を算出し、上記第2データが零でない場合には、次の第3パルスの送信により物標から得た受信データからそれまでのパルスにより上記第1メモリ及び第2メモリに格納された第1データ及び第2データをそれぞれ減算した差分データを第3データ、そのときの方位角を第3方位角Φ3 とし、この第3データ及び第3方位角Φ3 を第3メモリに格納すると共に、上記第3データが零であるか否かを判別し、零の場合には上記第3方位角度Φ3 に基づき上記物標の終端方位を算出し、零でない場合には次の第4パルス以降の各パルスによって求める上記差分データに零が得られるまで上記と同様の処理を繰返し、差分データに零が得られたときの方位角に基づき上記物標の終端方位を算出すると共に、上記第2パルスから第nパルスまでの各パルス毎に求めて第2メモリから第nメモリに順次格納した上記差分データ及び方位角をパルスの発射順に調べ、差分データが一旦零になった以降に最初に零でなくなった方位角Φj に基づき次の物標の始端方位を算出し、その後再び零になった方位角Φk に基づき上記次の物標の終端方位を算出し、さらに第nパルスの次の送信パルスが再び第1パルスから再開されるものとして、第1メモリから順次差分データ及び方位角の格納並びに差分データが零であるか否かの判別処理を繰返すことにより、単数又は複数の物標映像の始端方位及び終端方位を算出することを特徴とする物標映像の方位算出方法。
IPC (2件):
G01S 7/03 ,  G01S 13/10
FI (2件):
G01S 7/03 N ,  G01S 13/10

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