特許
J-GLOBAL ID:200903095402629769

鍵盤装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 次郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-044289
公開番号(公開出願番号):特開平11-231860
出願日: 1998年02月12日
公開日(公表日): 1999年08月27日
要約:
【要約】【課題】 アコースティックピアノに近似した鍵タッチ感を得るようにする。【解決手段】 鍵盤シャーシ1の鍵2にアクション荷重を付与するハンマーアーム5に、ハンマー支持軸6が移動可能に挿入する長孔24を設け、押鍵時にハンマーアーム5の突起部22が当接して移動する傾斜部材21を鍵盤シャーシ1に設けた。従って、行き行程ではハンマーアーム5の突起部22が傾斜部材21の傾斜段部23に当接して移動することにより、ハンマーアーム5が鍵2の前方に移動してその突起部22が傾斜部材21を乗り越えるので、鍵2に抜ける感じの鍵タッチ感を付与することができ、戻り行程ではハンマーアーム5の突起部22が傾斜部材21からそのまま離脱するので、鍵2に対しクリック感が付与されることがなく、このためアコースティックピアノに近似した鍵タッチ感を得ることができる。
請求項(抜粋):
鍵盤シャーシと、この鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設けられた複数の鍵と、これら複数の鍵それぞれに対応して設けられて前記鍵を上方に付勢し、前記鍵の押鍵動作に伴って回動変位して前記鍵にアクション荷重を付与するためのハンマーアームと、前記複数の鍵それぞれにクリック感を付与するクリック感付与手段とを備え、前記クリック感付与手段は、押鍵時に前記鍵が下方に回動する行き行程で前記ハンマーアームの一部が当接移動する傾斜部材を有し、前記行き行程で前記ハンマーアームの一部が前記傾斜部材に当接して移動する際に、前記ハンマーアームと前記傾斜部材とが相対的に前記鍵の前後方向に変位し、前記鍵が上方に回動する戻り行程で前記ハンマーアームの一部が前記傾斜部材から離脱することを特徴とする鍵盤装置。

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