特許
J-GLOBAL ID:200903095404687103
スペクトラム拡散通信受信機
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
京本 直樹 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-117206
公開番号(公開出願番号):特開平10-308689
出願日: 1997年05月07日
公開日(公表日): 1998年11月17日
要約:
【要約】【課題】 スペクトラム拡散通信受信機において受信レベルが小さく変動が大きいマルチパスフェージング下の複数のパスを検出する場合にレベルの大きいノイズの誤検出が生じて特性劣化となる。【解決手段】 サーチャー部で検出したサーチパスとトラッキング部でトラッキングしたトラッキングパスをパス捕捉保持部で前方保護及び後方保護により目的とする信号を抽出し、相関復調パス選択部で目的以外の信号のパスを除いて復調すべきパスを選択してからレイク部でレイク合成する。また、パスの存在することに1チップ程度の窓を設定し、その窓の範囲内にパスが連続して存在することによりマルチパスの存在を検出するパスの前方保護手段と、パスが連続して存続しないことによりマルチパスの消滅を検出するパスの後方保護手段とを設け、この前方保護および後方保護を行う段数を外部状況により適宜変更する。
請求項(抜粋):
拡散コードを発生する拡散コード発生手段と、受信した信号を復調する復調手段を備え、当該復調手段が出力する復調信号を複合データとして出力するスペクトラム拡散通信で用いる受信機において、前記復調手段からの復調信号と前記拡散コード発生手段からの拡散コードを入力して復調信号と拡散コードの相関によりサーチ範囲の中から1チップ以上離れた相関ピークを有する複数のサーチパスを求めて出力するサーチャー手段と、前記復調手段からの復調信号と前記拡散コード発生手段からの拡散コードの相関により1チップ以上離れた複数のトラッキングパスをトラッキングし、かつトラッキングパスの相関レベルを求めて出力するトラッキング手段と、前記サーチャー手段からのサーチパスと前記トラッキング手段からのトラッキングパスを比較して、パスの一致検出にあたっては後方保護をかけ、パスの消滅検出にあたっては前方保護をかけて、トラッキングパスのパス捕捉保持状態を、完全はずれ状態、後方保護状態、完全保護状態および前方保護状態に区分してパス状態を求め、複数パスを捕捉保持するパス捕捉保持手段と、前記パス捕捉保持手段からのパス状態および前記トラッキング手段からの相関レベルにもとづいて相関復調すべきパスを選択して出力する相関復調パス選択手段と、前記復調手段からの復調信号と前記拡散コード発生手段からの拡散コードの相関により前記相関復調パス選択手段から指示された復調パスを検波してレイク(RAKE)合成して復調データとして出力するレイク(RAKE)手段と、前記レイク手段からの復調データを復号して復号データを出力する復号手段とを備えたことを特徴とするスペクトラム拡散通信受信機。
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