特許
J-GLOBAL ID:200903095422716714

連続鋳造における鋳造終了方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 道雄 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-129424
公開番号(公開出願番号):特開平9-314289
出願日: 1996年05月24日
公開日(公表日): 1997年12月09日
要約:
【要約】【課題】連続鋳造における鋳造終了方法を提供する。【解決手段】鋳型内への溶鋼供給を完了させる際に、定常鋳造速度を維持したまま、鋳型下流部に設けた少なくとも一対の圧下ロールで鋳片を厚み方向に圧下し、圧下ロール位置よりも上流側の鋳片内未凝固溶鋼を鋳型内方向へ押出し、鋳片最トップが鋳型内にある間に新たな凝固シェルを形成させ、次いで圧下を解放し、厚み方向にバルジングさせて圧下部厚みを元に復元させ、最トップの溶鋼面を低下させ、最トップに新たな凝固シェルで囲まれた凹部空間を形成させながら、最トップを定常鋳造速度に見合う引抜速度で引抜く。【効果】鋳造終了時の漏鋼発生率が低下する。定常鋳造速度に見合う引抜速度で最トップを略々安定に引抜くことができ、高い生産性を達成することができる。
請求項(抜粋):
鋳型の下流部に圧下ロールを備えた連続鋳造装置を用い、定常鋳造速度で溶鋼を鋳造して鋳片とし、この鋳片を引き抜きながら鋳造を終了する方法であって、タンディッシュから鋳型内への溶鋼の供給を完了させる際に、定常鋳造速度を維持したまま、鋳型の下流部に設けた少なくとも一対の圧下ロールで鋳片を厚み方向に圧下し、圧下ロール位置よりも上流側の鋳片内の未凝固溶鋼を鋳型内方向へ押し出すことにより、鋳片最トップが鋳型内にある間に新たな凝固シェルを形成させ、次いで前記圧下ロールによる圧下を解放し、鋳片を厚み方向にバルジングさせ、圧下部の鋳片の厚みを元の厚みに復元させて圧下ロール位置よりも上流側の鋳片内の未凝固溶鋼を鋳造方向に吸引し、鋳片最トップの溶鋼面を低下させることにより、鋳片最トップに前記の新たな凝固シェルで囲まれた凹部空間を形成させながら、鋳片最トップを定常鋳造速度に見合う引き抜き速度で鋳型から引き抜くことを特徴とする連続鋳造における鋳造終了方法。
IPC (3件):
B22D 11/10 ,  B22D 11/128 350 ,  B22D 11/20
FI (3件):
B22D 11/10 D ,  B22D 11/128 350 A ,  B22D 11/20 A

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