特許
J-GLOBAL ID:200903095423959009

ダム貯水池の流入水分離装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 正義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-279214
公開番号(公開出願番号):特開平7-127041
出願日: 1993年11月09日
公開日(公表日): 1995年05月16日
要約:
【要約】【目的】 水質不良の流入河川水を貯水池を素通りさせて下流河川に放流し池の汚染を防止してその水質を自浄能力により良好に維持する。或いは水質の良好な流入河川水を水質の不良の貯水池を素通りさせて下流河川に放流し又はダム取水部から取水して、下流河川及び取水した水の水質を向上する。【構成】 貯砂ダム13が河川11の流水中の土砂、土石を貯え、流入水を定量水と過剰水に分離し放流する。貯砂ダムと貯水池10の流水部10a間の地表に敷設された剛構造の分離導水路21が定量水を池に導く。カーテンシート16が池のダム堤体14の近傍でダム堤体の放流口14aを包囲して池面から池底までフロート17と錘18により垂設され、池を貯水部10bと放流部10cに区分する。導水路21に接続した柔構造の分離導水路22がカーテンシートを貫通して放流部まで延び貯水部を通って池中に設けられ、定量水を放流部に導く。
請求項(抜粋):
ダム貯水池(10)に流れ込む河川(11)の前記貯水池との合流部付近に設けられ、前記河川(11)の流入水(W)に含まれる土砂又は土石(G)を貯え、越流する前記流入水(W)を定量水(F)と過剰水(V)とに分離して流下させる貯砂ダム(13)と、前記貯砂ダム(13)に一端が接続され、他端が前記貯水池(10)の流水部(10a)に接続され、前記貯砂ダム(13)で分離された定量水(F)を前記貯水池(10)に導く地表に敷設される剛構造の第1分離導水路(21)と、上端にフロート(17)が装着され、下端に錘(18)が装着され、前記貯水池(10)のダム堤体(14)の近傍で前記ダム堤体(14)にほぼ平行に前記貯水池を横断するか又は前記ダム堤体の放流口(14a)を包囲するように池面から池底まで垂設され、前記貯水池(10)を貯水部(10b)と放流部(10c)に区分するカーテンシート(16)と、前記第1分離導水路(21)に一端が接続され、他端が前記カーテンシート(16)を貫通して前記放流部(10c)まで延び、前記貯水部(10b)を通って前記貯水池(10)の水中に設けられ、前記定量水(F)を前記放流部(10c)に導く柔構造の第2分離導水路(22)とを備えたダム貯水池の流入水分離装置。
IPC (2件):
E02B 7/00 ,  E02B 5/00

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